今日、社内専用ウェブサイトの告知欄に、
「本年も6月30日に夏季ボーナスを支給します」
という社長の訓示が出ていた。
支給率も去年並みとある。
キャーッ、社長―っ、ステキーッ!
今年は新型コロナの影響で大幅に業績が減少したため
ボーナスなんて絶対に出ないだろうと諦めていたら、
前半の業績が好調だったので、ボーナスを支給しても、
なんとかギリギリ黒字決算となる見通しが立ったそうだ。
人に使われ、自由のない会社勤めなんてまっぴらだ、
という人も少なくないが、いまは働き方が大きく変わり、
会社勤めの方が、フリーでやるより自由な時間が多く、
生活の心配をせずに自分のやりたいことに専念できる、
と、若い人たちの見方が変わってきているそうだ。
僕が新入社員だった頃は、週休二日になったばかりで
残業も多く、親の葬式くらいしか休暇を取れなかった。
それに、上司のパワハラなんて日常茶飯事だったし…。
だから、自分がやりたいことに専念しようと思ったら、
会社を辞めるしかなかった。
それが、いまは、定時で帰るのは当たり前となり、
有休も強制的に消化させられ、上司は部下に対して
バカッ、と言っただけで訴えられる時代となった。
世の中進歩してるんだな、と新たな感慨を覚えた。
あっ、それから、政府支給のコロナ手当て、
1万香港ドル(約14万円)の申請が始まった。
二十歳以上の全ての香港居民に支給されるもので、
役所ではなく、自分の口座がある銀行へ申請する。
登録は簡単で、ネットでオンラインバンキングへ入ると、
そこに、自分のID番号と電話番号を入力し、
振込先口座番号を指定するだけである。
なるほど、振込先の銀行に申請する方式を取れば、
初めから口座情報も、個人情報も登録済なわけで、
余計な確認作業や、事務処理の手間が省け、
スピーディーに支給を行なうことができる。
香港政府って、やっぱりこういうところがスマートだ。
振り込みは7月8日以降、順次行われるという。
そして、
僕個人的にも、先日、株を売ろうと銀行へ行った際、
半ば強制的にオンライン口座を設定させられたのが、
今思えば大正解だった。
あの時は、銀行のお姉さんから色々訊かれ
面倒くさいなあ、腹減ったぁ、と思いながらやっていたが
今は、株の売買や送金もネットででき、大助かりである。
多分、聖霊の導きも、こういうことなのだ、と思う。
なんでこれが導きなんだよ、と憎々しく思うようなことが、
後から、ああ、助けられてたんだあ、と解かったりする。
結局、何が最善で、何がダメなのか、なんて、
個の自分になど、分かりっこないのだ。
だから、何が起こったとしても、焦らず迷わず、
ただ、ここで歓んでいるしかない。