
悠々自適でセレブなシスコ兄貴が近所に来たので、
日頃、1人ではビビっていけないような場所へゴー!
というわけで、
インターコンチのアフタヌーンティーへ行ってきた。

20階のラウンジは、優雅な雰囲気に満ちていた。
僕たちが着くと、一番奥の一番見晴らしの良い、
テーブル席に案内されたのだが、日差しが強く、
別の席に変えてほしい、と新人ぽい女性スタッフ
(20代/茶髪)にお願いしたら、できない、と言われた。
高級ホテルでは客に対して絶対にノーと言わないので
え?なんで?と、少しむっとしていたら、
先輩ぽい女性スタッフ(40歳くらい)が飛んできて、
その新人ぽいスタッフに耳打ちをして去って行った。
すると、難なくソファ席へ変更してもらえた。

桃とメロンを使ったスイーツの数々は素晴らしかった。
味だけでなく、見た目や香りも感動的だった。
中央に生けられた花からもよい香りが漂い、
心安らぐ、静かで優雅なひと時を過ごすことができた。
中でも、スコーンとスコーンバターが絶品で、
さっきの新人女性スタッフにおかわりをお願いしたら、
(多分彼女は、僕たちのテーブルの担当なのだと思う)
するとまた、できません、と言う。
もちろん、すごく丁寧で恐縮した言いかたで…。

それで、僕たちはなんだか面白くなり、
今度はわざと、先輩スタッフに同じことを頼んでみた。
スコーン用のバターは人数分しか用意されておらず、
おかわりができないのは事実なのですが、
お時間を頂ければ、今から作ってお持ちしますという。
それからはなぜか、あの新人ぽいスタッフの姿が消え
先輩スタッフが僕たちのお給仕についてくれた。
要するに、新人スタッフの彼女は、ただ、できない、
と事実を言うだけで、理由を言わなかったのだ。

何だか悪いことをしたね、とシスコ兄貴と話しつつ、
高級ホテルも、裏ではいろいろあるんだろうなあ、
みたいな妄想話に花を咲かせながらお茶をした。
お会計の時に、色々無理を言ってすみませんでした、
と先輩ぽいスタッフに謝った。
でも、素晴らしいサービスで、最高のひと時だった。

隣の席では、セレブな奥様3人組がお茶をしていた。
高級ブランドの紙袋をたくさん脇に置き、
みんな韓国ドラマの女優さんみたいに細くてきれい。
この時僕は、来世は絶対、
家事は全てメイドさんがやってくれ、今日の赦しは、
美容院で少し髪を短くし過ぎたこと、みたいな、
そんなセレブ奥様に生まれ変わってやると決めた。
で、
旦那は遠洋漁業の船長(盆と正月だけ帰ってくる)。
👇 来世は専業主婦になりたいシリーズ
「でも、こういう生活って、
たまにするからいいのであり、
これが日常になると退屈で面白くなくなるぞ!」
と、サンフランシスコ郊外の森の中に建つ、
大理石のお屋敷に住むシスコ兄貴に諭されると、
妙に説得力があって、再び迷うボクなのであった。









