今日は大陸の工場へ出張です。
今日も5時半に起きて、バスと電車を乗り継ぎ、ロンガンまで通う。
10時から部長会議が始まり、いつものメンバーでまた、
ああでもないこうでもないとはじまった。
先週のISO事件のあと、品管の部長が今度は自分の部屋を作りたいと、
8万ドルの内装計画をぶちまけた。もちろん総経理は即刻バイバイ哀愁デイト。
肉体が何か言っても信じなくなっている。
「よっしゃ。赦すでーっ!」と思う僕の意気込みとは裏腹に、すでにみんなが光の兄弟に見え、
会議はそのまま何事もなくお開きになってしまった。
目の前の肉体が何か言っていても全然本当に思えない体験。
お昼休みには近くの床屋へ髪を切りに行った。
夏なので思い切り刈り上げてもらう。
座ったまま髪を洗ってもらい、ひげも剃ってもらった。
春の日差しが店の中にまで入ってきて、
シャボンとオールドスパイスの懐かしい香りとともに
ゆったりとした昼休みを過ごした。15元(200円)でした。
昼からはみんなの給料のチェックをした。
今の総経理になってからだいぶ残業は減ったが、
幾人かがまだ月2万円ほどの残業をしている。
その人たちの上司を呼び、今後は国家労働法基準に従い、
36時間以上の残業には残業代が付かない趣旨を告げる。
そうは言っても残業代を稼がなければ、やっていけないのも事実だろう。
事務員さんの給料は一か月手取りで4万円程度なのに、物価はどんどん上昇している。
かといって昼間だらだらして、閑散期で仕事もないのに残業をさせるわけにはいかない。
こういう時、どう赦しを実践するか、と一年前はよく悩んだ。
聖霊兄貴に委ねようと何しようと、管理者として一つの指示を出さねばならないからだ。
それも短時間のうちに…。
自分の前で何やかやしている肉体を見て、それを信じる必要はない。
父とともにある。ハートの光だけを選択する。
しばらく待っていると、相手を自分と同じハートで見れるような瞬間が来る。
そうなってから、その時々で言いたいことを言う。
ダメだしすることもあれば、言い合いをすることもある。
ただ守っているのは、
ゆだねて、ハートに「はいった」という時が来るまでは絶対に動かない。
静かに何もしないで待つようにしている。
結果が「あちゃあー」でも構わない。ただそれをないものとして赦す。
夜、近くの店でウイグル麺の食事をとり、おなかいっぱいでホテルに帰った。
今夜は静かに創作をして過ごそう。
↑ 深圳市内で発見した光の回廊。色のついたガラスを斜めに嵌めて、
きれいな模様を地面に作り出している。