香港さんといっしょ!ー純粋非二元で目醒めを生きるー

欲望都市香港で覚醒した意識で生きることを実践中。今回を最後の生にするための日常を綴っています。

何でも赦すと思うなよ!


↑ 東京三菱UFJ銀行九龍支店の応接室から。PM2.5来てるかも。

昨日まで土砂降りの雨が一日中降り続いていたが、

今日から一転夏日、30℃まで気温が上がった。

今日は決算書ができたので、チムサーチュイにある東京三菱UFJ銀行を訪ねた。

アフタヌーンティーで有名なペニンシュラホテルの15階にあって、

応接室からは香港島が一望できる。

担当者さんが来るまで暇だったので、写真を撮ったりして遊んだ。


それにしてもなんか銀行って、人を緊張させる独特の雰囲気がある。

「ここではたとえ客であろうと、演技をすること!」

という不文律の掟があって、絶対に本音は語られない。

それでも、みずほに比べると、かなりざっくばらんな人が多いような気がする。

書類を記入するのにソファと応接室の机が離れすぎているので、

僕が靴を脱いで、ふかふかの絨毯の上に直接座って記入していたら、

相手の方も地面に座り、そのまま家にいるみたいな感じで

コーヒーを飲みながら話をした。


彼の話によれば、たった二つしかない香港の支店に、

現在170人もの日本人出向者が、ひしめき合っているのだという。

統合を繰り返した結果、余剰社員が増え、

40代後半くらいで随時下請けのホテルや企業に出向になったり、

早期退職に追い込まれるのが普通になっているそうだ。

また、統合前の微妙な権力派閥によって、自分の身の振り方が大きく変わってくるらしい。

ピカピカのオフィスで、高級なスーツを着て、にこやかに談笑しているこの人にも、

僕たちにはうかがい知れない、すさまじい修羅場があるのだろう、と想像しながら、

「おまえは上沼恵美子かっ!」

と突っ込まれるくらいの勢いでぐいぐい食いついた。


まあ、修羅場と言えば、

6月で辞任する台湾人総経理に代わって、

香港の総経理が、新たな工場の総経理を兼務することとなった。

覚えていらっしゃる方もおられるかもしれないが、アンフィニの軽井沢クラスで話した、

スカイダイビングをしている時、パラシュートで降下中に地球と一体になったという、

あの彼だ。


台湾人の総経理からいろいろ内情を聞くにつれ、

彼は途中で気分が悪くなり、めまいを起こしてそのまま家に帰ってしまったそうだ。

宇宙について語るような、優しい性格の人だからそのプレッシャーたるや、

察して余るものがある。


しかし、これは自分の赦しでもある。この話を聞いて、僕も自分自身を赦す。

こんな感じで、最近兄貴が調子づいている。

「こんなの無理無理!自分ではどうすることもできません。はい、お願いします!」

と、ただそれだけをやっていたときには〝お手柔らか〟だった兄貴。

そのスタンスはいまでも変わりはないが、

もう今回で終わりたいと決めて、俺がガチで赦し始めたのをいいことに、

もう次から次へと、マックスぎりぎりで出してくる。

あの親指ぐるぐる、腰振り振り〝イェーイッ!〟を見るたびに、

思わず目を閉じ、軽く舌打ちをしそうになる。

それでも、最後には何らかの啓示が与えられ、赦せるから、

よけいに「きいいいーっ!」とハンカチを咬む生け花の假屋崎さん状態になってしまうのだ。

最後に一言。

「兄貴! 出したら何でも赦すと思うなよ!」