↑上海の空。これでも晴天。視界が霞んで向こうがよく見えない。
今日は午後から上海へ。
港龍航空(ドラゴン・エア)で行きました。
ドラゴンのCAさん、化粧濃い!髪型派手!歯だけで笑ってる!
こ、こわい。
その間、音楽も聞かず、本も読まず、動画も見ず、仕事もせず、
ただイニシアティブを兄貴に明け渡し続けながら上海まで移動した。
1)何を見ても、何を聞いても、何が起こっても、それを幻想だと認識し続ける
2)現実にではなく、父と共に我が家で最高にくつろいでいるハートの自分を感じ続ける。
3)完全に兄貴にイニシアティブを明け渡し、自分で旗を振るのを一切やめて過ごす。
もう全てを兄貴に仕切ってもらう。自分は一切出しゃばらない。兄貴に聞くことさえもない。
ただ自分は父のもとでハートの愛だけを感じていればいい。それが本来の自分なのだ。
そんな状態でいたものだから、上海に下り立った頃には、
自分の精神はすでに〝あっち〟のほうへ行ってしまっていて、
何に対しても、誰に対しても、まつ毛が3センチくらいあるCAのお姉さんたちに対しても、
ハートの愛をひゅんひゅん感じまくっていた。
ホテルにチェックインしてから少し眠った。
夜10時ごろに起きて、コンビニでおにぎりとパンを買い、
部屋でワインを飲みながら遅い夕食をとる。
そして、コルク抜きが刺さったワインのコルクを見た瞬間、〝ひゅひゅひゅひゅひゅん〟と、
すさまじい愛しさと、エクスタシーがこみ上げてきた。
ええーっ!でもなんで、これなんだよう〜。
コ、コ、コルクって…。これはちょっと、ちがうだろう、兄貴!
やばい、と思って即座に目をそらす。
今度はパソコンに挿さっている i-phone の接続端子を見て、またまた昇天。
〝この端子はなんでこんなところで、こんなことしてるんだぁ〜!?〟て思うと、
たまらない気持になる。
よく、ハートにつながると何を見ても愛しさがこみ上げてきて、感動の涙が止まらない、
という人がいるが、自分の場合はそれとも少し違うようだ。
直接ものすごいハートの感覚に凌駕されてしまい〝わんわんわわわっー〟となる。
それもケータイの接続端子なんて…。
なんで他の人みたいにお花とか、星空とか、夕陽とかじゃないのだ?
ひょっとして自分はもう完全に〝イって〟しまっているのではないか。
↑ 上海くんだりまで来てこんな写真を撮っているなんて…情けない。兄貴、ホンマこれから俺をどないするつもりや!
見ているモノ自体に愛を感じているわけではないのは分かっている。
現実は幻想で夢の中に出てきている事象に過ぎない。
だが、感じているのは本当の自分である〝ハート〟の部分だ。
ハートの愛を通して見ているから、全てが均等に愛しく見えるのだ。
兄貴やハートにすべてを明け渡すと、どこか自分がなくなるような、負けるような、
大きなものに支配されてしまうような、そんな気がして怖くなることがある。
実はそれはエゴが敗北を恐れていたのだと今は理解できる。
明日は一日会計事務所で打ち合わせ。
あのスカイダイビングの上司も同席する。
だが、お花畑状態には要注意だ。
空間の中の無限(宇宙の広がり)。
時間の中の永遠(ものすごく長い時間)。
肉体の中の愛(この人が好き。なになにだから好き)。
制限の中のエクスタシーにすり替わらないように、
しっかり兄貴にくっついていよう。