兄貴自動操縦モードはますます深さを増しつつある。
無意識状態でぼうっとしているのでもない。また、思考がなくなるわけでもない。
上手く言えないのだが、何かに任せたままで日常を過ごしている。
今までは、何かあった時にだけ〝兄貴に委ね〟ていたのが、
もう委ねるまでもなく、兄貴に半分自動操縦されているような感覚になってきている。
そうなると、ハートがずっと持続するので、状況がどうでもあんまり関係がなくなる。
等化されるというか、対象物の間に差異が見いだせなくなるのだ。
中国で生産活動をするには、環境保護申請と言うものを提出し、
これこれこういうものをこういう工程で造りますけどいいですか、
という申請書を出して、許可を得なければならない。
ところが今日になって、この報告書を作成してくれる機関から、
フローの中にフッ素樹脂を使う工程があり、環境保護に影響するため、
もっと詳細な資料報告書が必要になると言ってきた。
そうなると2倍以上の費用と時間が必要となる。それでは客先への出荷が間に合わない。
だが、そんな話を聞いても、背後にいる別の自分がでーん、と居座っていて、
頭の自分も全く反応を起こさない。自分とは関係のない世界の物語を見ているようだ。
これは、でっちあげだ、ただの設定だ、だから誰も何もしていない、などという解釈もない。
兄貴に任せて修正を依頼する以前に、もう修正後の見え方でいる。
こうなってくると、逆に、このまま進んで行っていいのだろうか、と不安になってくる。
環境保護申請は多分どうにかなるのだろうが、たとえ悲惨な結果になったとしても、
うまくいった状況との間に差異が感じられない。というか、もうそういうことも考えない。
↑今日は国境付近のティーレストランでフレンチトーストの昼食を取った。
ただ、こういう感じになれたのは、やはり体験と実践を地道に続けてきたからだと思う。
学んだことを、自分に都合の良い場面だけで使っていたら、新しい見え方にはならなかった。
そういう意味では、これでもかっ!と僕を導き続けてくれた兄貴に、
そして会社の兄弟たちに感謝しかない。
みんなで寄ってたかって、僕を導いてくれているように思える。
そして、これからも、まだまだ、進んでいくのだろう。
また、新作の小説に着手し始めた。
そろそろ、会社は卒業かもしれない。
そういえば、日本の神である大島優子も卒業したしなあ。
大島優子が紅白で卒業を発表したように、いっそのこと、おおいなる赦しの日に行われる
〝従業員大会〟で卒業を発表しようかなあ。
いやいや、俺はまだまだ、まゆゆを目指して頑張るのだ。(どないやねん!)