↑最初は向こうを向いて掃除していた兄ちゃん。
↑と、急にこちらへ落ち葉を掃きながら突進してきた。それも地面のみを見ながら。
今日は日帰り弾丸広州出張だった。
直通列車で片道2時間の旅。車内では小説を書いたりして、充実した時間を過ごした。
訪問先のオフィスがある駅で地下鉄を降り、地上に上がったら、なぜかいきなり、
街路をぼうきで掃除していたお兄ちゃんが、いきなり踵を返し、すごい勢いで僕の方へ
落ち葉を掃きながら近づいてきた。ひえええー、とあわてて逃げる。
そう言えば、今日一日を通して、なんか変だった。
街ゆく人々、喫茶店で周囲に座っているお客さん、列車の待合室で、
一緒に列車を待っている人たちなど、多くの人たちが、僕の方をじっと凝視してくるのだ。
すれ違いざま、じいーと注視しながら通り過ぎられたり、そうかと思えば、
地下鉄で向かいに座った男性が、乗っている間中、僕の顔を本当にじいーっと
びっくりしたような眼差しで見つめてきたりする。
以前からもよくこんなことがあったので慣れてはいるが、正直ちょっと気持ち悪い。
こうなる真相を知っている人がいれば教えてください。
今日の訪問先は大手人材会社のインテリジェンスさん。
最近、テンプスタッフと合併し、華南地区では一大人材会社となった。
佛山の工場に入社していただく経理事務員さんの面接に来たのだ。
二名面接した。候補者の方は共に20代の女性で、性格、仕事経験、能力ともに問題はない。
そのうちの一人は、うちの工場から5分の場所に住んでいて、
旦那も近くの日系企業に勤めているのだという。
ただ、この女性、白い薄地のブラウスを着ていたのだが、下着のブラジャーが、
はっきりと透けて見えているのだ。
それも、ショッキングピンクのフリルフリフリのやつで、
本人は全然気にしていない様子なのだが、僕は面接の間中、ずっと目のやり場に困っていた。
中国ってこれが普通なのだろうか。
家も近いし、できれば彼女を採用したいのだが、毎日こんなスケスケで来られてもなあ、
とちょっと引いてしまう自分もいる。
一切の意味付けをしない。エゴの設定を見ているだけ。彼女は無だ。
ああ、でもでも。でもでも…。
あにきーっ! 次はこれかい。
よくまあ、これだけいろいろと出してこれるもんやな。
ほんま、感心するわ。
担当していただいている人材会社の日本人スタッフの方と、
面接後しばし雑談をする。
背の高い矢口真理といった感じの方で、
いつもどんぴしゃの人材を紹介していただいて、本当に助かっている。
いろいろ話していると、中国も労働ビザの取得が厳しくなっているとのこと。
60歳以上の外国人にはもうビザが下りないらしい。
話をしながらも、エゴに設定された物語を赦し、今日のお仕事終了となった。
明後日から大阪の実家へ里帰りだ。
実家にはインターネットもないし、ケータイも香港のケータイしかないので、
ラインとかもできない。もちろんブログの更新もできない。
でもこれって、小説の創作にはもってこいの環境なのだ。
よっしゃ。ここで一気にてっぺん取りにいくでー!(まだやるんかい!←兄貴)