香港さんといっしょ! 純粋非二元を生きる

欲望都市香港で奇跡を実践中。今回を最後の生にするための日常を綴っています。

パコパコポンポン


↑どこまで行っても駅に着かない地下鉄連絡通路
今日は毎度おなじみ広州日帰り弾丸出張だった。

やっと、一般口座開設の段取りが整ったというので、分厚い申請書と社印、社長印、財務印、

などを持って、銀行を訪れた。


いつもの応接室。もう何度もお邪魔しているので気分はリラックスモードである。

担当者と話していると、テレビ東京の『おしかけスピリチュアル』に出てくる

〝ぽっちゃり女子大生霊能者〟にそっくりな女性社員が入ってきた。

そして、彼女の指導のもと、1センチくらいになった書類の束の一つ一つに、

必要事項を書き入れながら(それも手書きで)、社判やら財務印やらを押してゆく。

それにちょっとでも書き間違えると、訂正印として私印を押さねばならず、

もう、最後には応接室の床に靴を脱いで胡坐をかき、きいーっ!となりながら、

ひたすら書き、ハンコを押しまくった。


やっと書類ができたと思ったら、今度は双子のようなちっちゃい女の子が二人入ってきて、

許可書類の原本とコピーを見比べ、同じだったら、コピー文書の上にポンポンと、

二人同時にハンコを押してゆく。


ちっちゃい女の子が出て行った後、入れ違いに北大路欣也みたいな日本人のおっちゃんが、

手提げ金庫片手に入ってきた。

彼は金庫の中から自分の名前が彫られた角印を取りだすと、目にもとまらぬ速さで、

ポンポンと書類にハンコを押し始めた。

途中、北大路欣也の手元が狂い、角印が飛び跳ねて宙を舞った。

それを受け損ねたはずみで、ハンコが自分の太腿に当たり、ズボンに朱肉がついてしまった。

ぷっ、と一瞬吹き出しそうになる。が、担当者にすごい顔で制止された。

後で聞けば、副支店長だった。


北大路欣也が去り、これでやれやれと思っていたら、

今度は〝左とん平〟がやってきた。

彼もまた手提げ金庫から銀行の社印を取りだすと、またまた書類にペタペタやり始めた。

見れば、ハンコが黄金色に光っているではないか。

「うわっ。金の印鑑や。すげー!」と思わず僕が叫ぶ。

そんな僕の感嘆の叫びを無視し、ハンコを押し終えると、左とん平はそそくさと去って行った。


さすがにもうないだろう、と思っていたら、

最後にネットバンキングの契約書を持って〝友近〟が立っていた。

そこでも、またハンコをパコパコやり、ようやく一連の申請が完了した。


↑帰りにスタバで一休み。

今日は1日〝ひとつの神〟の場所にいて、ハートを感じてすごす、と決めていた。

〝ひとつの神〟にいると、現実世界が幻影で、自分とは関わりのない場所だと実感できる。

何を見ても、だれと会っても、ハートの愛だけを感じていられる。

ただ、ハートに在ることをついつい忘れがちになってしまうのが惜しいとこなのだが…。


父の愛だけを感じながら、すべての幻想を赦していくと、

ハンコポンポンの人たちが『不思議の国のアリス』に出てくる、

へんてこりんな登場人物のように思え、愉快になった。


きっと兄貴にしてみれば、僕たちの見ているこの世界は、こんな風にへんてこりんで、

思わず、ぷっ、と吹き出してしまうような、お笑いの世界なのかもしれない。


とにかく今日は中国が日本以上にハンコ社会であったと実感させられた一日だった。