今日は香港勤務なのだ。
秘書のふぁちゃんがいま、佛山工場の新人会計員二人の指導に大わらわ、
ということで、ここ数週間、スケジュール管理を自分でやっている。
結果、銀行の人とのアポが入っているにもかかわらず、
会計事務所の打ち合わせをダブルブッキングしてしまうという、大ミスを犯してしまった。
結局、ケリーに頼んで銀行に電話をしてもらい、
体調不良のため今日は無理です、みたいなことを言ってもらった。
そんなこんなで、やっぱりふぁちゃんは偉大だ、
ということを思い知った今日この頃、である。
今日はオフィスで小切手にサインをしたり、財務諸表をチェックしたり、
昼休みにジムに行ったりして、優雅に過ごした。
夜になってもお腹が空かないので、
夕食は鰹のたたきと、ヨーグルトを買ってきて食べた。
まあ、こういうゆったりした1日があってもいいではないか。
ハードな赦しばかりじゃ持たないよ。ホント。
特製ポン酢醤油と、おろし生姜で鰹のたたきをつつきながら、
クラウド録画の〝ミヤネ屋〟を見る。
今日のトピックは、元水泳日本代表の富田選手の記者会見だった。
韓国のプールサイドでカメラを盗んだ件で逮捕され、来月裁判がおこなわれるという。
本人はやってませんと主張しているが、
僕は何も分かりません的な受け答えを見ていると、やはり怪しい感は否めない。
恐怖からとはいえ、取り調べの際に罪を認め、サインまでしてしまったのは致命的だ。
やはり、ない罪は認めてはいけないのだ、と痛感する。
それに、せっかく記者会見まで開き、
記者の人も好意的な質問をしてくれているにもかかわらず、
ボケーっとして、つっけんどんな返事ばっかりしてる彼に、正直イラッときた。
せっかくのチャンスなのに、何やってるんだよ。 しっかりしろよ!
心の中で、いろいろなツッコミを入れまくっている自分にハッと気がつく。
今回は〝このエゴのフィルタを取り去ってください。〟でやってみた。
〝僕はこの選手を神の子としてしか見たくありません。〟
と宣言しながら画面の中でちょちょまっている富田選手を見る。
しばらくして、あの苦手な同僚を赦した時と同じ、愛しさが込み上げてきた。
彼は何もしていないし、もともと何も起こってなどいない。罪なんかなかった。
そして、彼が僕の故郷帰還のために一役買ってくれていることも実感できた。
「兄弟!ほら。俺はテレビにまで出て、こんなことまでしてやってるんだぞ。
なのに、お前、ツッこみ入れてんじゃねえよ!」
と画面を通して言われているのが分かる。
比喩ではない。本当にそう言っているのを感じるのだ。
もうこの時点で目頭がうるうる…。
続いてテレ東の日本作詞大賞で、氷川きよしが大賞を獲ったのを見て、
うるうるは頂点に…。(これはちがうって?)
毎日の実践の中で、うまく行っても行かなくても、赦しの大小に関係なく、
数をこなすことってすごく大切だな、と最近すごく思う。
大きな問題が発生した時だけでなく、毎日のなんでもない出来事の中で、
自分が作ったエゴのフィルタを通して見ていることを捉え、
もうこんなフィルタなんて要りません。実相の姿しか見たくありませんと宣言してゆく。
数か月に一度大きな赦しを一回するより、
毎日些細なことに対する赦しを20回するほうが、
聖霊と一緒にいる時間が長くなり、
結果的にジェットコースター状態になりにくくなる、ような気がする。
それにしても、ワイドショーまで赦しの対象になってしまうなんて、
うちの兄貴、ちょっと本気出しすぎではないか?
いくらスワットとはいえ、こわい。