行ってまいりました。氷川きよしコンサート。
香港演歌同盟のみんなは基本的な曲は全部歌えるので、
一緒に歌いながら大盛り上がりだった。
そしてアンコールの『きよしのズンドコ節!』
になる頃にはもう、会場のコーフンは最高潮に達し、
「ズン、ズンズン、ズンドコ、きよしーっ!」
と叫べば、もうみんな神の子!
しかし、氷川きよしのコンサートの醍醐味は歌だけではない。
観客のおばちゃんたちのパフォーマンスがもう、
見ているだけで最高なのだ。
「すみません。いまだけ、男になります…。」
と呟きながら、男子トイレに入ってくるおばちゃん。
どうやったら今だけ男になれるねん?
階段が上れないとかで、
スタッフにおんぶしてもらいながら席まで連れて行ってもらうおばあちゃん。
荷物を置いてトイレに行ったはいいが、自分の席が分からなくなり、
スタッフさんに詰め寄るおばちゃん。
「だいたいどこらへんでしたか?」とスタッフさんが訊ねると、
「会場のどこかなんですけど…。」だって。
それはわかってるって。
その他にも、持ってきた湯たんぽを足元に置いて観る人や、、
階段スペースに座布団を敷き、そこに正座して観る人など、
もう、何でもアリだ。
極めつけは、歌の最中、普通はお約束のところで
「き、よ、しーっ!」と合いの手を入れるのだが、
そんなことはお構いなしに、みんなそれぞれが叫びたいときに
〝きよしーっ!〟と大声で叫ぶので、
ずっと、きよしーっ!が聞こえっぱなしになるのだ。
悲しい曲の最中でも、とんちんかんなところで〝きよしー〟
と聞こえたりすると、どっと笑いが起こったりする。
まあ、きよしも大変だわ。
しかし、これって全部自分の無意識の投影ってこと?
ひえーっ… はい、兄貴、赦します。
まあ、そんなこんなで、ほんとうに楽しい時間を過ごせた。
今日出会った全ての兄弟たちに深い愛を感じることもできた。
本当にありがとうございました。