今日はふぁちゃんと一緒に、中国工商銀行との間を
行ったり来たり、の一日だった。
会社設立当初、会社の銀行口座がまだない頃、
現金を管理するのに、ふぁちゃんの名義で口座を開設し、
そこへ、会社のお金を30万円ほど入れていた。
それを今日思い出し、慌てて解約しに行ったのだ。
現金を裸で金庫に入れて置くのは危険だ、と判断し、
僕も自分も許可していたのだが、ずっと忘れていた。
銀行の待合の椅子に座り、兄貴に渡す。
「分離なんか起こってない。自分はここにはいない。」
ふと、銀行の掲示板を見ると、人民元の定期金利が
2.3%だって。すごすぎる。
そんな感じで、わりとゆったりした一日だった。
今日も、気持ち悪いくらい優しくなった人たち
(同僚)と仕事をした。
きょうはもう、ダメ出しのように、
少しでもびゅんびゅんっぽいのが来ると、
この人は誰々さんじゃない、で押しまくった。
エゴとしてのその人を否定すると、
その人が無味乾燥な、何の個性もない、
何だか得体のしれない生き物のように見える時期がある。
否定の相手が、僕の場合ははまだ、
会社の人とかだったからよかったが、
これが自分の子供とかだと、
ちょっときついかもしれない。
それでも、ガンガンやり続けていると、やがて、
田中さんが田中さんを、佐藤さんが佐藤さんを
維持することができなくなり、自ら崩壊を起こす。
そしてあるとき、その人(たち)の奥から、
ひとつの巨大な、共通の〝愛おしさ〟のようなものが、
わわわわー、と駆け寄ってきて、ひゅんひゅんになる。
今年に入ってから、なぜかとてもやりやすい。