香港さんといっしょ! 奇跡講座(ACIM)と純粋非二元

欲望都市香港で奇跡講座を実践中。今回を最後の生にするための日常を綴っています。

新米兄弟

今日もいつものように、会社に手配してもらった車で、

佛山の工場から順徳のフェリー乗り場へと向かった。

運転するのは、若い新米ドライバーでで、

初めて見る顔だった。

高速も混んでないし、多分30分くらいで着くだろう、

と思いながら、いつしか眠りこんでしまった。

途中、はっと目覚めて辺りを見渡せば、あれ? 

いつも見る風景と違う。

時間を確認すると、午後5時24分ではないか。

工場を出てから、かれこれ一時間が過ぎている。


これは、おかしいぞー、と思いながら乗っていると、

前方に〝佛山出口1km〟と書かれた表示板が見えた。

ええーっ! 

佛山を出て一時間もたつのに、

なんでまだ佛山にいるんだようー!

うそだろう、と思いながら運転手に尋ねる。

「ちゃんとカーナビに沿って走ってるっすよ。」

と新米運転手の彼。そうこうしているうちに、今度は

〝広州〟という表示が見えてきた。

ええーっ!

それは、タクシーに乗って「千葉まで。」

と言ったはずなのに、なぜか甲府の看板を見てしまった

ときの衝撃に似ている。


あっ、わかった! 

普通は 佛山→順徳フェリー乗り場→広州南駅 

が妥当な道筋だとすると、この運転手は、 

佛山→広州南駅→順徳フェリー乗り場 

というふうに、先に遠くへ回り道をしてから、

引き返して来ているのだ。別の言い方をすれば、

今大阪にいて、京都へ行きたいとする。

大阪→京都と行けばいいものを、

大阪→奈良→大阪→京都 

と車を走らせているようなものなのだ。


まあ、中国では、この手のことは日常茶飯事なので、

赦すはなから、もう兄貴に明け渡している。

フェリーをあきらめ、仕方なく広州南駅で車を降り、

高速鉄道で香港の国境を目指すことにした。

初めて乗った高速鉄道〝調和号〟は快適だった。、

まあ、とにかく速い。外が見えないくらい。

座席も豪華で、完全に横になれるようになっている。

車中、コーヒーを飲みながら『ノリ講義』を見たり、

エックハルトの本の朗読をしている方の音声を

聞きながら過ごした。ああ、楽しかったあー。

新米兄弟!道を間違ってくれてありがとうよ!

そして、帰途につくあいだ、ずっと〝いま、ここ〟

に集中しながら過ごした。


出張が多い僕は、常に時間の先の先を読んで

行動する癖がついてしまっている。

この乗り物で何分かかり、

それから、この乗り物とあの乗り物を乗り継げば、

最終的に何時にどこどこへたどりつけるはず、

という感じだ。


計算通りに行けばいいのだが、今日のように、

いろいろ起こるのが外国というものだ。そんなとき

「あ〜あ。帰るのが夜の10時になっちゃうよ。

タクシーに乗れば、なんとか9時半にはつけるかも。」

などと、ゴールばかりに気を取られ、

臨在であることをつい忘れがちになる。

今日はそんなことを一切やめ、

いま、この瞬間に見えている光、聞こえてくる声、音、

匂い、雰囲気、などを、味わいつつ行動した。


最高に今に開いていると、全てがスローモーション

のように見え、物体や人が生き生きとして見える。

ハートの愛が、空間の裏側から、映像を通じて、

じわじわと込み上げ、貫通して行くのを感じる。

大いなる存在が放つ光、ハートの愛が、

景色を輝かせている。

ハートの愛を感じることばかりに集中し過ぎると、

赦しがおろそかになる、と思っていた時期もあったが、

それはとんでもない間違いだった。


ハートの愛を感じるのは、大いなる存在への完全な

明け渡しが起こっている証拠なのだ、と今は理解できる。


明日は香港。

土、日はお籠り。

そして、来週はフィリピン出張なのだ。

久々に英語でお仕事。ちょっとキンチョー。

うそ。