連休明けで、いきなりフィリピンに来ているのだ。
いつも利用する格安航空のセブパシが運休しているので、
今回は高級ドラゴン航空できた。
CAのお姉さんきれい。タイトな赤い制服も萌えーっ!
ということで、
機内ではゲイリーの本を読みながら優雅に過ごした。
明日は午前11時のフライトなので、
8時半にホテルを出発すれば間にあう。
朝3時半起床の弾丸セブパシとは大違いである。
ああ、しあわせ!
今日はずっとフィリピン工場のオフィスで、
ルーチンの業務をこなしたあと、
工場長と来期の損益シミュレーションをした。
今期組んだ予算があまりよくないので、
2期連続赤字はなんとしても避けたいと、
心配になった工場長がシミュをすると言い出したのだ。
しかし、何度やっても、どこを削っても、
なかなか思うような数字にならない。
〝幻想そのものである自分にできることはない〟
〝この設定を全部捧げますから聖霊兄貴お願いします〟
〝もう僕はなにもしません。なにもやりません〟
〝もうこんなありもしないものを見るのは嫌なのです〟
上がってくるイライラ、ソワソワ、ビクビクを
聖霊に全託し続けながら、言われるままに数字を入れる。
ここをもっとこうしたほうがいいのでは、とか、
そこはこういうふうに変えましょう、なぜなら…、
みたいな、
自分の存在価値を示すための発言はしないことにした。
それからも、できる限り聖霊モードで過ごした。
愛がやってくれば、それを延長し、
攻撃が来れば、ただ赦す。
フィリピンのスタッフの人たちはすっごく礼儀正しい。
何を聞いても必ず最後に「サー!」をつけて答えてくれる。
「イエス、サー!」「ソーリー、サー!」「OK、サー!」
表面上であれ、形式的であれ、そんなのどうでもいい。
こちらも思い切り愛を延長して接する。
途中、100円ショップで買った老眼鏡の縁の部分に
ひびが入り、折れそうになったので、
アロンアルファを借りようと、2階の製造部へ向かった。
そこの生産管理課長(日本人/男/48歳/結婚4回目)が、
机の中をかき回して接着剤を探してくれている間に、
ひょいと彼のパソコンを覗き込むと、
〝ハートの贈り物〟というページが開かれていた。
アセンションや、マシュー君や、宇宙の情報が綴られた、
人気ブログの、あれだ。
聞けば、スピリチュアルに興味があり、
以前からずっと自分や宇宙について、
探求しているのだという。
僕がバシャールの話やコースの話をすると、
大変驚いてて「うわあ、語り合いたいなあ」と言われた。
ちょうど彼がISO監査の真っ最中だったので、
あまり長話はできなかったのだが、
身近に、しかも工場でこういう人に出会えるなんて、
ちょっと意外でもあり、ひゃっほーい、でもあった。
この課長さん、いつも坊主頭で、歯を見せると、
笑っていなくても笑っているように見える。
フィリピンに来て2年半ほどになるのだが、
その前は、すでにクローズされた深圳工場にいた。
当時、僕はずっと香港勤務で管理部門だったので、
工場での内情はあまりよく知らないのだが、
噂によると、彼は入社早々、
大きなプロジェクトを任され、それに問題が出ると、
ものすごく怖い顧問が日本からやってきて、
毎日毎日、大声で彼を罵り、しまいには、
ちょっとしたメールの字の間違いまで指摘して怒り、
とうとう彼はうつ病になって、自殺寸前のところで、
見かねた当時の総経理が、そのキレキレ顧問を追い払い、
彼をフィリピンへ異動させのだという。
それが功を奏したのか、
ここフィリピンで、彼はみんなからも慕われ、
水を得た魚のように生き生きと過ごしている。
今度来たときには、
絶対いろいろと語り合いたいなあ。
でも、自分ではわからないだけで、
こうやっていろいろやっている人っているのかも…。
ようし。
これからはもっと全開でウツボカズラやろうっと。
そうすれば 「あっ、あそこに仲間が!」
と思ってくれるはず。(ホンマかっ!)