この5日間で飲んだワインは、
のりちゃんちで飲んだ分も含めれば、なんと9本!
でも、時間が深すぎて楽しすぎて、全く酔わなかった。
吉祥寺で兄弟てっちゃん夫妻と別れ、東京駅へ…。
てっちゃんはそのまま職場へと向かった。
そして、夕方5時過ぎに大阪の実家に戻った。
父は僕を見るなり、男前やなあ、ええ男になったなあ、
と、何度も何度も同じことを言う。
「今日は咲ちゃん(孫のこと)にも道ばたで会えたし、
息子も帰ってきたし、ほんまに幸せな一日やなあ。」
とニコニコしながら繰り返す父。
僕も、うんうん、となんども頷き返す。
父、もうすぐ79歳になる。
少し〝ボケ〟が入ってきている。耳も遠い。
でも、いつもニコニコしている。
こんなおじいちゃんなら、なってもいいかな、と思う。
実家の自分の部屋でひとり、書き物をする。
夜中の1時、雨が降っている。
心は静かだ。なんの赦しも上がってこない。
静かに目を閉じ、静寂でいる。
自己の内側に輝く光を、ただ感じ続ける。
自分は完全で、無辜で、すでに安らいでいる。
ここにしかいなかったし、自分は〝それ〟そのものだ。
すでにそこに在る自分でいる。
そして、聖霊の声に耳を傾ける。
その声にしか耳を傾けないし、その声しか聴かない、
と深く宣言する。
東京では、兄弟たちとさまざまな共振があったが、
大阪では、静かに聖霊の声と向き合おうと思っている。
日付は変わって金曜日、おみえパパのところで、
カラーリングとカットをしてもらった。
今回は前回よりももっと明るい色に仕上げてもらった。
なかなかハーフっぽい感じになり、大満足!
おみえパパが、しきりに、
担当してくれた女性スタッフと僕を、
〝くっつけよう〟としてくるので笑っちゃった。
「彼女も独身!歳のバランスもええ感じやで。」
関西を感じることができてうれしかった。ありがとう!
その日の深夜、
なんだか、自分のことも、聖霊のことも、なにも考えず、
ただ実家の畳の上で、座布団を枕に、
ひとりぼけっとしていると、
背中からぞわぞわと渦が起こり、
身体(?)がキュルキュルと上昇してゆく感覚に陥った。
怖い、と一瞬思ったが、止めたくなかったので、
そのまま踏ん張った。
そして身体(意識?)はどこまでも上昇してゆき、
ぐわんぐわんと何かが自分の中で回転しているような、
何かが書き換えられてゆくような、
奇妙な感覚に支配された後、元に戻った。
こういう聖霊の作業は、
赦しのことも、聖霊のことも、
日常のことも、自分のことも、
なんにも考えずただ〝それ〟でいる時に起きるのだな、
と思った。
そしてただ〝それ〟でいるときというのは、
一瞬でも心が安らいでいる時、全てを忘れている時、
無我の境地で何かに熱中しているとき、つまり、
ハートだけにいるときなのだと…。