昨夜、なぜか突然兄弟てっちゃんに電話したくなり、
掛けてみたら、19日から10日間の日程で、
何とか、という瞑想をしに千葉まで行くのだという。
聞けば、瞑想の期間中は、他人と話をすることも、
目を合わせることも、本も、ネットも、ケータイも、
一切禁止され、朝の4時から夜の9時まで、
ひたすら瞑想だけをして過ごすらしい。
兄弟てっちゃんの話を聞いて、僕もやりたくなった。
悟りたいとか、真の自分を知るとか、自己変革とか、
そういうことには全然興味はないのだが、ただ、
丸々24時間、全てを遮断して、誰にも邪魔されずに
父や兄貴や自己の内面だけと向き合い、
内から上がってくる全ての思考や設定を全部、
消えてゆく姿として兄貴に大放出しながら、
父に丸投げして私を消すことだけに専念できたら、、
どれだけスカッとするだろう、と思った。
それで、仕事中にも関わらず、いろいろ調べてみた。
この瞑想、香港でもやってる。来年の日程まである。
香港でも参加できると知り、断然興味がわいた。
でも、10日間は一切外界との接触を断たれるので、
本当にやるとすれば、万全の準備が必要だ。
兄弟てっちゃんの帰りを待ち、話を聞くことにしよう。
帰ってきた兄弟てっちゃんに僕が訊ねる。
「てっちゃん。お帰りぃ〜。どうだった?よかった?」
「てっちゃんという個人はいません。チーン!」
「ひぃーっ!て、てっちゃんが、さ、悟っちゃった!」
「悟りは個人に起きるものではありません。チーン!」
「うえーん。こんなてっちゃん、やだよう〜。」
「こんなてっちゃんなども存在しません。
ただ全体があるだけなのです。チーン!」
ひえええーっ。もし、てっちゃんが、
こんな風になって帰ってきちゃったらどうしよう。
こわいよー。
というわけで、今週はずっとオフィスでお仕事だった。
何が何でも全部兄貴に明け渡し、自分でやらない、
という習慣が日常となってきた今日この頃、
面倒なメールが少なくなったことに加え(今日は4通)
出張まで減少してきた。決してヒマではないが、
〝神がいる〟という安らぎと安心感が、常時、
みぞおちの奥にどしんと鎮座している感じである。
来週月曜は日本が祝日で本社も休みなので、
僕も有休を取っちゃった。
連続お籠もり三日間! ひゃっほーい!