香港さんといっしょ!ー純粋非二元で目醒めを生きるー

欲望都市香港で覚醒した意識で生きることを実践中。今回を最後の生にするための日常を綴っています。

ひとりでやってるオロオロ劇場



昨日、月曜日は一日香港事務所でお仕事であった。

退職まで一か月を切った宇宙人総経理が、

スカイプで何やら佛山工場の製造部長と、

長時間のやり取りをしている。

彼のPCのスピーカー越しに聞こえてくる会話では、

現在、新規プロジェクト立ち上げの為に来ている、

日本からの出張応援メンバーの中に、

ものすごく体臭のきつい人がいるらしく、

その人にどう対処するかで、

二人はずっと話し合っているようだった。


「彼の体臭は僕も先週そっち(佛山工場)に行ったときに、
 
 臭ったよ。もう、すごかったよ。」と宇宙人総経理。

「そうなんですよ。壁越しにも臭ってくるんです。

 皆、マスクをして仕事をしています。」と製造部長。

「あれは、体臭とかじゃないよね。」と宇宙人總經理。

「服の匂いとかではないです。」と製造部長。

「それで、ちゃんと本人には言ったの?」と總經理。

「それが、この人、ちょっと偏屈な人で、

 言い方を間違えるとすごく根に持たれそうで…。」

「わかるよ。客先で突然怒鳴ったりする人だから。」


上記のような会話を延々としている。

その技術設計担当のA氏は普段から作業着も着用せず、

おまけに、

Tシャツと裸足のサンダル履きで工場内を動き回り、

他の工員にも示しがつかないので

それも含めて注意したいのだが、

〝体臭〟というセンシティブな事柄について、

自分より職級の上の人に提言するのは気が引ける、

と製造部長は宇宙人総経理に助けを求めていた。


宇宙人総経理の表現によると、A氏が放つ臭いは、

口臭でも、足の匂いでも、服や香水の匂いでもなく、

卵が腐ったような、うじ虫を煮たような、

何とも形容しがたい、吐き気を催すような臭いらしい。

おまえは、うじ虫を煮た臭いを嗅いだことがあるのか、

というツッコミはさておき、

周囲の人たちは、相当迷惑をしているそうだ。


まあ、そんなの、

宇宙人総経理が本人に言えば済むことじゃん、

どうせもうすぐやめるんだし…、

と思いながら聞いていたが、

A氏は昔から少し偏屈なところがあり、

普段はおとなしい温厚な人なのだが、

何かが本人の怒りに触れると、大声でどなり散らし、

手が付けられなくなってしまうのだという。

それで、みんな彼と関わることを嫌がっているらしい。


しかし、僕が先週佛山へ出張した際、

帰りの車中でA氏本人と一緒になったが、

特に何の臭いも感じなかったし、

別に普通の人だった。


その後、

誰がこの事を本人に伝えるかで討論が始まった。

最初、日本の工場にいる彼の上司に伝えて貰おう、

という事になったが、その上司はあいにく休みだった。

次に、一緒に出張で来ている先輩に打診をしたが、

あっさり拒否られ、そうこうしているうちに、

宇宙人総経理が常務や社長ともチャットを始め、

しまいに社長からは〝加勢体臭〟などと、

パワハラまがいのあだ名まで付けられた揚句、

最終的に別件で工場を訪れていた最長老の顧問が、

本人を夜食事に誘い、伝えることで話がついた。


ところが、今度は本人にどう伝えるかで討論になった。

〝あれ?なに?この臭い、と今気づいたように言う。〟

〝工場の女工さんたちから苦情がきていると、

 自分が、ではなく、みんなを代表して伝えている、

 と言うスタンスを取る。〟

〝まずはLINEで一報を入れてから…。〟


何人ものオッサンらが集まって、

ああでもない、こうでもない、と言い合う光景は、

なんだかとっても滑稽だ。


僕がA氏だったら、こうして全社に広まる前に、

ぜぇーったいに言ってほしいと思う。

言ってもらわないと気を付けようがないではないか。


しかし、うじ虫を煮たような臭いなら、

今頃工場は大変なことになっているはず、

と早速ふぁちゃんにワクワクしながらスカイプした。

ふぁちゃん曰く、本人は何度も財務室を訪れているが、

別に何も臭わなかったわよ、という回答が返ってきた。

念のため、直接本人と仕事をしている

現地製造職員にも聞いてみたが、

そんなことは感じたことはないと言われた。

兄弟たちの中には、極度に潔癖症の人や、

臭いをやたら気にする人がいるが、

これも、他者(神)から分離していたい、という、

決断の主体がエゴを選んだ結果なのだと思う。


〝臭い〟〝臭う〟という0と1の設定に対しては、

カタチの上で、本人にきちんと伝えるなり、

デオドラントに気を付けるなり、

いろいろ現実的な方法で解決すればいい。


しかし、あの人が臭い、あの人は異質である、

だからあの人には罪がある、という分離の想いは、

天国からの分離を〝自分〟が選んだがゆえに、

悪臭まみれになった自分を父はきっと赦さないだろう

という恐怖からくる思い込みを、

他者の肉体に投影して、見て、感じているにすぎない。

本当は自分の考えが自我と同一化することで、

投影が起こっているだけなのに、

それを〝ほかの人に起こっていること〟

にして安心したいと思っている。



相手の上に、特定の状態や行動を見て、

判断し、断罪する状態は、

自分の心が選んだ分離の想いからくる罪悪感

が原因となって映し出されている。

たとえそれが、他人の身に起こっていることや、

テレビの中の出来事であったとしても、だ。


僕も、自分の心の中の分離をじっと凝視する。

出て来た出て来た。


自分がA氏だったらどうしよう、と言う恐怖。

A氏に自分のうんこ(罪)を押し付けて安心してる自分。

ここにA氏という分離した他者が存在している

と主張し、それを糾弾したい自分。

「じゃあいいよ。俺が言ってやるよ。」と、

名乗りを上げることに躊躇している自分の中の罪悪感。

肉体としての相手を実在と見なし、

優位に立ちたい、勝ちたいと思っている自分。


ひとつの分離の想いから来ていることを観察し、

全部を決断の主体に戻す。

罪はない、と相手に宣言したのち、聖霊に返す。

今回は〝うつぼかずら法〟で明け渡した。

A氏が変わろうがどうしようが関係ない。

自分の心の中を赦すことだけに集中する。

↓うつぼかずらの記事はこちらを参照↓うつぼかずら大放電図 - 香港さんといっしょ! 純粋非二元と奇跡講座を生きる

まあ、そうは言っても、

自分はその臭いを実際に嗅いだ訳ではないし、

もし直接嗅いでいたら、すんなり赦せていたかどうかは

何とも言えない。(笑)。


というわけで、

今日はそんな一日でした。