香港さんといっしょ!ー純粋非二元で目醒めを生きるー

欲望都市香港で覚醒した意識で生きることを実践中。今回を最後の生にするための日常を綴っています。

バニラ・ショック!

今日は

台風が香港を直撃したため、会社は休みとなった。

それで、家でうだうだしていたのだが、そんなとき、

いつもデイヴィッドやフランシスの言葉を翻訳し、

僕に送ってくれている、英語ペラペラの才女Ⅹ女史

から激しく薦められた映画『バニラ・スカイ』が、

WOWOWプライムでやっていたので見た。

この映画、もとは『オープン・ユア・アイズ』という、

スペイン映画のリメイクなのだが、夢と現実の場面が

複雑に入り組みながら進行する為、

もし、Ⅹ女史の事前のコース的解説が無かったら、

僕は、きっと、途中で頭がこんがらがってしまい、

最後まで観終えることができなかっただろうと思う。

実際ネットで検索しても、この映画のあらすじを、

きちんと解釈できているものは皆無だったし…。

というわけで、ストーリーは、複雑である上、

観る人によって様々な解釈ができると思うので、

ここでは割愛させて頂くが、

僕はこの映画のラスト20分で、

ぶえーんっ、と3回泣いた。


1回目の〝ぶえぇーん〟は、トムクルーズが、

「救護員、助けてくれー!」と叫ぶシーンで、

2回目の〝ぶえぇーん〟は、救護員のお兄さんが、

「リアルな夢か、本当の世界か、選びなおせ!」と、

トムクルーズに言うシーン。そして、最後は、

仮想空間の精神科医がトムに向って「さようなら。」

と、優しく告げるシーンだった。


そして、救護員がトムに語ったのは、

このリアルな夢の体験の全てが、

自分で書いたシナリオだった、ということと、

元来は幸せな夢のはずだったシナリオが、

潜在意識が持つネガティブな感情によって歪められ、

悪夢(誤作動)を体験している、という事実だった。


それでも、あまりに悪夢すぎて苦しい場合は、

ただちに救護員が派遣され、問題解決に当たる、

という説明もあった。


↑駆けつけてきた救護員の兄貴

コースを学んでいる人なら、

ここまでの解説で充分ピンと来たと思うのだが、

救護員は聖霊であり、僕たちが大声で呼ぶことで

直ちにこの幻想世界へと駆けつけてくれる。


そして、最後にトムが、

〝リアルな夢の世界〟に気づき、受け入れたときに、

救護員は〝君はもうちゃんと目が覚めたようだね〟

と言い、優しい口調で〝戻りますか〟と訊ねるのだ。

なので、最後に高所恐怖症の主人公が、

100階のビルの屋上から飛び降りるシーンは、

ここが夢の世界だと主人公が100%受け入れた、

象徴としてのシーンなのだな、と思った。


ただ、僕が大泣きしたのは、

この映画のストーリーが理由ではなく、

夢をやめて元の場所に戻る、

と僕たちが完全に決心した時、周囲の人たち全員が、

聖霊兄貴に変わる、という事実に気づいたからだ。


なので、これからの僕は、

どこかにいる〝僕の兄貴〟に委ねるのではなく、

目の前にいる友人、家族、同僚が差し出すものに、

ただ「はい!」と言って委ねてゆけばいいのだ。


なぜなら、「もう夢を終えると決心した。」

というシナリオを書いたのは、

紛れもない僕自身であるからだ。


さあて、この映画、

いまからもう一回観ようっと。