21日から中国が2週間もの休みに入るため、
日本本社では、休み前に製品を出荷させようと、
やいのやいのと必死にけしかけるのだが、
みんなの心は、すでに故郷へと飛んでしまっている。
僕も長期の休みで一時帰国となるので、
その前に月次を出したり、打ち合わせをしたりと、
毎日、冗談か、と思うくらい忙しい。
以前、多重人格者の方から学んだ記事の中で、
〝すべての他者は分裂した自己だ。〟と書いたが、
今日ジムで、
その言葉を噛みしめながら瞑想していると、
「本当は、たった1人の人を完璧に赦しさえすれば、
それで全ての赦しは完結し、幻想は終わります。」
というコースの言葉が浮かんだ。
ああ、そうか。あの多重人格者の女性が、
劇的な統合を開始するきっかけとなったのは、
27もある別人格の中の〝まことちゃん〟という、
たった一人のリーダー的人格を癒し、赦したからだ。
その後、まことちゃんは、他の人格たちを説得し、
「オレたちみんなを幸せにしてくれよな。」と言って、
後のことをおじさんに託し、
他の別人格たちと共に消えていったのだ。
赦すべきたった一人の人物というのは、
自分にとっての〝まことちゃん〟のことであり、
そのまことちゃんとは〝僕自身〟のことだった。
自分の人生に現れる、特に愛憎の深い誰か、
ではなかったのだ。
優しく導いてくれるおじさん(聖霊兄貴)を信頼し、
自分の前に次々に現れる別人格(兄弟たち)を赦し、
最後は主人格(決断の主体)へと統合されてゆく。
そして、決断の主体は最後、夢から目覚め、
神の子として、ずっと天国にいたことを知るのだ。
そういう意味で、
僕たちが正気に戻る第一歩は、
自分が罪悪感専門チャンネルを見続けている
ことに気づく、ということなのだ。
番組の中で、この多重人格の女性は、
「自分なんか、なんで生まれてきたんだろう。」
と何度もおっしゃっていたが、いやいやいやいや、
あなたから、
ものすごく偉大な奇跡を受け取った人物が、
ここに一人おります。本当に感謝しかないです。
僕も、これから、おじさん兄貴に助けられながら、
自分の中から投影されている分裂した自己(他者)を
ちゃんと認識し赦すことで、まず彼らが僕に統合され、
僕は、僕の中に統合された他者と一緒に、
本来、罰せられるべき罪などなく、
全ては起こってもなく、ただ神に愛されていることを、
ゆっくりと思い出してゆくのだ。
そして、
最後は僕も歓んで決断の主体へと戻ってゆくのである。