香港さんといっしょ!ー純粋非二元で目醒めを生きるー

欲望都市香港で覚醒した意識で生きることを実践中。今回を最後の生にするための日常を綴っています。

ちゃんちゃん、で、おしまい



先日の、わし狂ってまんねん状態から徐々に、

エゴの決断のパターンから、

兄貴の決断に24時間従ってゆくパターンへと、

移行し始めている。


自分の肉体が心地よくあること、

自分の生活が安全であること、

自分の心が安心していられること、

または、自分に利益をもたらすこと、といった、

エゴの概念を基準にした全ての決断を放棄し、

聖霊の導きに従ってゆくことを意図してゆく。

少しだけ、とか、できる範囲で、というのではなく、

全てに聖霊の決断を当て嵌めてゆくのだ。

ただしこれは、どう聖霊の決断通りに行動するか、

ということを指しているのではない。

ただ完璧に意図してゆくこと、それだけである。


それで今日、香港事務所でこんなことがあった。

香港人スタッフが3人しかいないうちの事務所では、

医師の診断書があれば、月に2日間までは、

有給の傷病休暇が取得できる。

またこれとは別に、急に気分が悪くなった、とか

急用で家に帰らねばならなくなった場合、

総経理の許可があり、常識の範囲内であれば、

給料l控除されることもなく早退できる。


これは、人数が少ない事務所なので、

ガチガチに規則を決めず臨機応変に対応しよう、

という福利厚生の一環で始めたものだ。


だが、今日、シッピング担当のユイが、

昨日エドワードが気分が悪いと言って早退したが、

ただ、総経理に言えば帰れるんなら、

毎回、診察料を払って医師の診断書を書いてもらい、

病欠申請している自分には不公平ではないか、

と言い出した。


会社で突発的に体調不良になり、早退するときは、

総経理か僕の許可が必要で、

月2日の傷病休暇は、病気のための休暇なので、

半日以上の病気で休む際は、医師の診断書が必要だ、

と理路整然と説明したが、

じゃあ、体調不良の際は、一旦会社に来て、

すぐに早退を申し出さえすれば、

医者に行かなくても休めるのか、ときた。


正義からくる主張…。

彼女が言っていることは一応正しい。

しかし、たった5人のオフィスだからと、

性善説で決められたルールを逆手にとり、

攻撃されているようにも思え、なんだか気分が悪い。


そんなとき、コースの言葉が浮かんできた。


〝過去を赦し、それを手放しなさい。

 兄弟を優しく見つめ、

 それからこの世界を眺めなさい。そこでは、

 あなたの憎悪の知覚が、愛の世界の知覚へと、

 すでに変容させられている。〟


正義に正義で返すより、赦して平安を選ぼう

と思った。

そして、まさにそのとき、

またまた、九州の才女K女史から、

フランシスの映像を訳した文章が送られてきた。


「聖霊の導きに従って決断をしていくとは、

 全体に心を開き、全体に奉仕すること

(仕えること)を考え始めることです。

 心を開き、聖霊の導きに従うのです。

 そのように考えようとする意欲をもつことです。」


「兄弟の誰かを全体の幸福から外す事はできません。

 なぜなら彼らはあなたの心の中にいるからです。

 外すことなんてできません。絶対に不可能です。」


「エゴのやり方での人との関わりや

 過去の関わりに基づいた決断をすること、

 妥協に基づいた決断をすること、

概念を維持するために決断をするのを止め、

聖霊の導きに従うと、世界が変化を始めます。」


そうだった。

ユイも僕の心の中にいる大切な兄弟だった。

彼女は僕が投影した〝僕〟なのだ。

だから、彼女を置き去りにして、

自分だけ平安でいることなどできないのだ。


どうすることが一番ベストか、というような、

エゴの概念を用いて正義を主張する決断を

一切放棄し、聖霊兄貴だけに焦点を合わせる。

わわわ、とあがってくるエゴからの〝ふっ〟を、

全部兄貴に差し出し、兄貴のコントロール下に入る。

退勤後も、どのバスに乗れば一番早く家に着けるか、

どちらの惣菜のほうが自分には〝トク〟だろうか、

ユイの件を総経理に伝えておかねば…。などなど、

出てくるエゴの決断をチェックし、放棄しまくる。

そのたびに、全体に開き、兄弟を優しく見つめなおす。

妥協なく、聖霊兄貴に同調することを意図する。


すると今度は、聖霊に同調することで、

自分はどんな幸福や平安を手に入れられるか、

などという考えが〝ふっ〟と出てくる。

「どこまでやねん!」という思いさえも全て捧げる。


〝コース〟って本当に究極だ、とつくづく思う。

エゴである〝個の自分〟がガンガン脅かされる。

なんだか、人間やめろ、と言われているようだ。


なんで、夢の無意味さに気づいたりしたのだろう、

なんで、故郷に帰還しようなどと思ったりしたのか。


怖い…。


まあ、いい。

どうせ、最後はみんな帰るのだ。

いや、もう帰っているのだ。

ちゃんちゃん、で、おしまい。