香港さんといっしょ!ー純粋非二元で目醒めを生きるー

欲望都市香港で覚醒した意識で生きることを実践中。今回を最後の生にするための日常を綴っています。

〝ふっ〟の功名


↑ まだ桜が開花していなかった4月3日に撮影
  撮影時、ほとんどつぼみの状態だったのに、
  この写真を見ると、なぜか満開に写っている。
  なんでだろう。不思議だ。

大阪の実家には3泊した。

九州では見ることができなかった桜が見れるかな、

と期待していたが、帰る頃になってようやく6分咲き、

といった感じだった。東京は満開なのに…。


両親は元気だった。父親の認知症も落ち着いていた。

時々母に 「金返してくれ。」と訴えるくらいである。

もちろん、金なんか貸してはいない。

全て父の妄想である。


妄想と言えば、前回帰省したとき、妹の一言で、

とんでもない妄想劇場が巻き起こったのだが、

鹿児島にいたとき、その事を二人にシェアしたら、

彼女たちの知り合いの中に、

僕がしたのと全く同じ妄想を、

実際に妹に対してやってしまったお兄さんがいる、

という話をしてくれた。

聞けば、もう、僕の妄想と寸分狂わないストーリーで、

実際に弁護士まで立ててやってしまったという。

↓ 妹への妄想劇場の過去ログはこちら ↓コースをやってるんだが、オレはもう終わるかもしれない - 香港さんといっしょ!ー純粋非二元で目醒めを生きるー

結果は、兄側の撃沈で終わったそうであるが、

僕もあのときちゃんと認識して赦していなかったら、

きっと、数年後に、

この思いを現実空間へと投影していたことだろう。

そうして、

実家で穏やかに過ごし、香港への帰途に着いた。

いつも感じるのだが、出張でも旅行でも、

公共交通機関を使う移動って、

聖霊兄貴に委ねきるためのいい練習になると思う。

平時のパターン化された日常とは違い、

乗り継ぎや、混雑や、急な変更、迷惑な乗客など、

瞬時瞬時に出てくる様々な想いを処理しながら、

目的地まで辿りつかなくてはならない。


今回、香港航空というLCCを利用したのだが、

関空に着いてみると、香港航空のカウンターは、

悠に200人は超える、ものすごい行列となっていた。

受付カウンターが3つしかないのに加え、

みんな何でそんなに荷物があるんだ、というくらい、

大きなスーツケースをいくつも預けるため、

チェックインにやたらと時間がかかる。


こりゃだめだ、と思うのと同時に、

ともすれば、この窮状を何とかしてくれるよう、

兄貴に指示しようとする自分を明け渡し、

その時々の〝ふっ〟で行動することにする。


すると、

どうせ並ぶのなら、先ずは喫茶店でコーヒーを飲み、

時間ぎりぎりにチェックインすればいいではないか、

という思いが〝ふっ〟とやってきた。

それで、その場を離れ、喫茶店でしばし小説を書き、

気が付けば、離陸時刻の40分前になっていたので、

慌ててカウンターへと戻った。

その頃になると、ピーク時の行列は無くなっており、

10分ほどで自分の番が回ってきた。

というか、僕が一番最後の一人だった。


「できれば隣に誰も座っていない席をお願いします。」

と〝何気なく〟聞けば、

最前列の4席が、丸々空席だという。

いつも、緊急用に最後まで取っておく席らしく、

僕がちょうど最後のチェックイン客だったため、

その席で発券してもらえたのだった。

また、イミグレのセキュリティチェックの所でも、

ものすごい行列ができていて、

入り口から人がはみ出して並んでいる。

スタッフに聞けば、

そこを抜けるだけでも30分はかかるという。

やばっ。飛行機の離陸まで20分しかない。

即行、香港航空の職員にその趣旨を告げにいくと、

行列とは別の、職員専用セキュリティラインへと

僕を誘導してくれた。


喫茶店でぎりぎりまで時間をつぶしなさい、という

〝ふっ〟に従ったおかげで、

行列に並ばずチェックインやセキュリティを通りぬけ、

他は満員なのに、4人掛けの座席をひとりで使え、

最前列なので、降りる時も一番先、とまあ、

なんだか至れり尽くせりの帰途の旅となった。


たぶん、この一連の流れの中のひとつが狂っても、

こうはならなかっただろう。

別のタイムラインで、

別の〝想い〟を体験していた筈である。

そういう意味で、出来事は完璧に仕組まれている、

と言える。

しかし、聖霊についてゆく、という練習をする際、

ひとつだけ、注意しておきたいことがある。

それは、

〝聖霊はこの世界をいじくるようなことはしない。〟

ということをちゃんと頭に入れておくということだ。


例えば、日常生活の中で、

僕たちには、様々なやりたくないことがある。

遠回りしたくない、長時間並びたくない、

待ちたくない、不快な思いをしたくない、等。

だからと言って、

「長時間並ばなくてもいいようにしてください。」

「よい座席が確保できるようにお願いします。」

と聖霊にお願いするのはお門違いである。


問題は、列に並ばなければならないことではなく、

もしそうなったら…、と心配している自分の心である。

だから、こういう旅のレッスンの場合、

自分が何をしたいか、何が欲しいか、

巧妙なやり方で聖霊に要求しようとしている自分の心、

エゴの心までもをちゃんと認識し、

その想いごと聖霊に丸投げして行くことが大切だ、

と思うのだ。

そのうえで、兄貴に心を開いてゆく。

というわけで、今回の旅は、

鹿児島でのK代さんとK女史の細やかな心遣い、

両親の穏やかな温かさと、姪っ子の無邪気な笑顔、

僕に代わり、両親の面倒を見てくれている妹の優しさ

航空会社の人たちのサービス、など、

本当に本当に、たくさんの人たちへの、

平安と感謝に包まれた旅だった。


そして、これが、

今の自分の心の中を反映したものであることが、

なにより嬉しい、そんな一週間でした。


改めてみなさん、本当にありがとうございました。