昨日は生まれて初めてスクワットをやらされ、
今日はもう階段も登れないくらいの筋肉痛になった。
それでも、まだ2週間ではあるが、
鏡に映してみると、わき腹に起伏ができ始めている。
顔も心もちシャープになった気がする。
そういう小さな変化に気をよくした僕は、
なんと、先週末から自炊をはじめた。
まあ、料理と言っても肉や卵を焼くくらいなのだが、
トレーナー指定の素材が鶏の胸肉のため、
調理が厄介なのだ。
ただ焼くだけだと、ゴムみたいにパサパサになる。
それに牛肉と違って、ジューシーさがない。
そうして、何度も試し、何度も失敗したあと、
ついに、フワフワモチモチの胸肉が完成した。
自分なりに会得したコツは以下の通り。
1)むね肉は繊維が壊れると硬くなるので、
決して焼きすぎてはいけない。
2)一分経ったらワインを入れてフタをし、
蒸し焼きで1分。
3)先に切ってから焼くと、ゴムみたいに縮むので、
塊りを焼いた後で切る。
3)鶏肉は日本産より中国産の方が柔らかい。
これ以外にも、茹でたササミを細かく裂き、
ドレッシングにまぶして食べる、というのもやった。
次回は、市場へ買い出しに行き、
チョイ姐に作ってもらった蒸し魚に挑戦する予定だ。
こうして、ちょっと肉を焼くのにも大騒ぎしている、
男やもめ料理であるが、ここへきてつくづく、
主婦の人ってすごいなあ、と思う次第である。
愛する家族のため、このような〝お三度〟を、
毎日違う献立で365日休むことなく続け、しかも、
食べ盛りの息子とかがいれば、それはもう、
すごい量を作らなければならない。
このブログの中で、僕は何度も、
来世は絶対に専業主婦だよ、などと、
全国の主婦を敵に回すようなことをほざいてきたが、
主婦がどれだけ大変かということが、
ここにきてやっと分かり始めてきた僕である。
す、す、すんませーん!
で、今日も仕事終わってからトレーニングだった。
いやあ、もう吐くほどキツい。
トレーナーの指導もだんだん細かくなってきて、
掛ける負荷も次第に重くなってゆく。
今日は18KGのダンベルプレスをしたが、
3セット目はもう死ぬかと思った。
「もうだめです。落とす!」と叫んでも、
「補助しますから大丈夫。続けるっ!」
と、トレーナーは怖い!
そして、今日から、毎日水を2リットル飲むのである。
ふた口程度をこまめに飲んでゆく。
デスクワークなのでこれはまあ、できそうかな。
まあ、なんやかんや言いながらも、
料理をしてみたり、たくさん肉体を動かしたり、
毎日を愛と優しさの中で過ごせ、なんかすごく幸せ。
トレーナーによる肉体改造(宇宙改造)が進む一方で、
聖霊兄貴による心の中の解体も佳境を迎えている。
以前は、兄貴からガンガン打ち込まれていた、
『エースをねらえ!』に出てくるお蝶夫人級の、
強烈な赦しの直球スマッシュも、
最近ではめっきりなりを潜めつつある。
それは、僕がだいぶ兄貴への抵抗を放棄し、
任せ切ることができるようになってきたからだ、
と言えるだろう。
妄想を捉えては、ああ騙されている、とただ赦し、
罪悪感や劣等感を感じるような出来事に遭遇しては、
そんなん要らんねん、と兄貴に明け渡してゆく。
そんなことを延々繰り返して来てようやく、
エゴの正体が〝無〟だったことに気づき、
自分の中に聖なる存在の自覚が芽生えた。
そして、いま、
小説書きたい、肉体改造したい、ハノイで暮らしたい、
という〝叶えたい願望〟が出てきているのだが、
それも、まずは〝本気で〟兄貴に丸投げしている。
そのうえで、いまやりたい事、例えば、
書きたいものを書いたり、トレーニングをしたり、
ベトナム語のノートを見返したりしていると、
〝時空を終わりから見ている〟兄貴が、
すでにこれらの願望を、
完璧なカタチで叶えてくれたと確信でき、
ワクワクドキドキでひゅんひゅんしてくる。
そうだ。自分は天国に住む神の子供だったのだ。
だから、その神の子である自分が見る夢も、
〝愛の夢〟であってしかるべきだったのだ。