自分は、父の愛の中、天国の光の中、
ハートのエクスタシーの中にずっといたことを悟った。
〝なあんだ。これ、ぜーんぶ夢じゃん。〟
でも、夢を見ているのは聖なる神の子供なのだから、
夢の内容も〝愛の夢〟で満たされていて当然だ、
と言える。
だから、いま、ここで自分が見ているこの夢が、
どんな夢であれ、豊かな愛の光で満ちている、
と気づく。
肉体改造をしている夢も、小説を書いている夢も、
ベトナムのハノイへ留学している夢も、
父が待つ故郷へ帰還するという夢も、
叶ったときに完璧なのではない。
その過程を歩んでいる、まさにこの時点がすでに、
最高に幸せで、愛の中で、100%完璧なのだ。
未来に見たい幻想と今とを比べて、
まだまだ足りない、と、欠乏感を感じている。
自分の体はまだまだだ、自分の小説はまだまだだ、
父が待つ故郷まではまだまだだ、というふうに、
欠乏感を〝ふっ〟と湧き上がらせてくる自我に、
自分は聖なる神の子だ、と宣言してやる。
いま、周囲にいる優しい人々や環境の中に、
愛と感謝を見る。
なので、
奇跡を実践しはじめた人にとって、
やりたいことをやって生きる、ということは、
幻想の世界の夢のアイテムに、
ひとつひとつ別れを告げてゆく行為でもある、
と思うのだ。
それ故に、小説を書きながら、肉体改造をしながら、
仕事をしながら、ベトナム語を勉強しながら、
やりたいことを思い切り楽しみながら、
その夢の出来事のひとつひとつに、
さよならをしてゆけばよい、と思っている。
というわけで、肉体改造の真っ最中である。
トレーニングの1時間はもう地獄のようにきつくて、
「だめ、無理、できない。」を連発するヘタレな僕に、
「できる。弱音吐かない。続けるっ!」と、
かなりドSに追い込んでくれるトレーナーなのだが、
昨日はとうとう、スクワット、ベンチプレス、背筋、
ときて、ショルダープレスになった時、スタミナが切れ、
もう、一回もダンベルを上げることができなくなった。
それでトレーナーと話し合った結果、
やはり、一日一食だと厳しいトレについてゆけず、
このままでは筋肉が痩せてしまうため、今後は、
朝にバナナとプロテインバー、昼に、ゆで卵とチーズ、
トレ前に、ハムとプロテインバーを摂ることになった。
それで今日、トレーナーが指定するプロテインバーを
モンコクの専門店で大量買いしてきた。
このブランドが一番タンパク質の吸収が早く、
糖質ゼロで、味も良いのだという。
今のところ、目に見える成果としては、
お腹に腹筋の筋のようなものができ始めた、
あごの輪郭がくっきりして、顔が小さくなった、
胸がちょっと張り出してきた、といった感じか…。
それにしても、
なんで厚い胸板、などとほざいてしまったのか。
目標達成のため、トレーナーは回を重ねるたびに、
どんどん僕の胸に負荷をかけてくる。
それでもあと2か月半、頑張るしかない!