↑昼休みにジムへ行く。多くのビジネスマンが、
昼休みを利用して体を鍛えている。
先日、
ジムで身体測定をしたところ、僕の背が伸びていた。
もともと167cmだったのが、169cmになっていた。
この年齢でいくらなんでもおかしい、
とトレーナーに言うと、
実は、中国に住む彼の友人(もちろん成人)も、
2センチほど背が伸びているのだという。
まあ、筋トレによって歪んでいた背骨が伸びた、
ということも一因しているらしいのだが、
中国産の食物にも原因があるかもしれない、
と、トレーナー氏は指摘した。
というのも、
中国で養殖されているウナギやマグロ、
ブロイラーなどの鶏肉に与える飼料の中に、
大量の成長ホルモンが混入されていたことが、
政府の調査により発覚した。
少しでも早く家畜を成長させ、
肉付きをよくすることが目的らしいが、
その量は基準値をはるかに超えていて、
人間の人体に影響を及ぼすレベルなのだという。
そういえば僕も最近、トレーナーの指導のもと、
中国製の鶏肉ばかり食べている。
背が伸びるのは喜ばしいが、
成長ホルモン値が高い食物を取り過ぎると、
髪の毛が抜けたり、吹き出物が出たりするらしい。
そう言えば、香港あるあるの代表的なものの一つに
香港女性の髪の量がとても少ないというのがある。
若い女性でも、地毛が見えるほど毛髪が薄いのだ。
そのことをトレーナーに告げると、
彼も同じことを思っていたという。
今後は中国産の肉や野菜は避けようと思うが、
一方で、このまま中国産鶏胸肉を食いまくれば、
170cmの大台も夢ではない、と思ったりする。
ああ、兄貴、どうすればいいか教えてください。
えっ?
このまま成長ホルモン入りの胸肉を食いまくれって?
らじゃー!
↑佛山では飲み会を避け、ステーキオンリーで…。
奥にある赤い本は『不死という…』
というわけで、この間も書いた記憶についてである。
以前、
本人の人生の記憶は、朝目覚めた瞬間に作られ、
本当には何も体験しておらず、昨日も存在しない、
というような話を書いたと思うが、
これがまんざら嘘ではないと思う今日この頃である。
朝、起きた瞬間、新たに記憶が上書きされた、
星谷周作という人間が、さっ、と立ち上がり、
その日一日、星谷周作として、
夢の世界で、昨日の夢の続きを開始する。
しかし、そこには記憶の集積と、
それに沿って作られたたVR世界があるだけで、
本当は、なんの体験もしていない。
ただ、毎日、記憶の上書きがされているだけである。
別の言い方をすれば、
何度も同じ記憶をループし続けているだけなのに、
その記憶が〝人生で体験されたこと〟として、
知覚されているのだ。
これって、
スマホや任天堂のゲームの中の登場人物が、
自分の存在に疑問を持ち始めるのに似ている。
しかし、ゲームの製作者や操縦者にしてみれば、
ここがVR世界だと気づかれることは、
絶対に避けたいところだ。
なぜなら、思い通りに操縦できなくなるからだ。
このループから抜け出すためにどうすればいいのか、
ゲームの登場人物である自分には何もわからない。
しかし、自分はただのゲームの登場人物ではなく、
本当は永遠の存在である、ということを知っている。
正気に返るにはこの〝記憶上書き世界〟から降り、
正気の記憶を持っている者の導きに頼るしかない。
そうして、成長ホルモン入り鶏肉を食べている時も、
遅刻をしそうだとあせっている時も、
毎朝、上書きされ、更新されるデータを、
全て背後の〝正気なるもの〟へ明け渡してゆく。
1.もとより誰も行なっていないことの全てを赦すこと。
2.存在しないものを、ただ通過させること。
3.非実在のものを実在のものとみなさないこと。
4.聖なる神の子の意志が行なわれるに任せること。
5. 神の子は夢の世界など必要としない事を思い出す。
とまあ、こんな感じで、記憶の世界を消していっている。