しかし、夕飯を終えたらなぜか急激な睡魔に襲われ、
そのまま夜の9時ごろに寝てしまった。
そして土曜日も、正午前に起きて昼食を食べた後、
またものすごく眠くなり、夕食まで爆睡。
だがその夜も、10時には瞼を開けてられなくなり、
日本帰国初日2日は、ずっと寝て過ごしていた。
なんで寝ても寝ても眠いのだろう、と思っていると、
23日が秋分の日だったことに後で気づいた。
夏至や春分の日などの前後はいつも、
眠気に襲われたり、強烈な眩暈がしたりするのだが、
今年の秋分の日は特に眠気がすごかった。
頭の奥の方がじんじんと疼き、とにかく眠い。
心配した母親が、具合でも悪いのか、と、
聞いてきたくらいだ。
そんな眠気も、秋分の日の経過と共に収束し、
月曜日はすっきりと目覚めることができた。
来週は、東京へ行ったり、四国へ行ったりして、
ちょっとせわしなくなるので、
今週は今のうちに、買い物をしたり、散歩したり、
散髪へ行ったり、喫茶店で小説書いたり、と、
のんびり近場で過ごすことにする。
というわけで、
瓦葺きの住宅、土手の夕暮れ、虫の音、種なし巨峰、
昼下がりの商店街、階下から聞こえるテレビの音、と
日本に暮らしている人にはどうってことのない、
ごくありふれた日本を、思い切り楽しんでいる。
で、せめて、東京で兄弟てっちゃんに会うまでは、
極力ぶちゃらずに頑張ろうと、
実家から歩いて10分くらいのところに、
GOLD GYMを見つけ、見学に行ってきた。
2週間使い放題で6000円という、
僕にピッタリのプランがあったので、早速入会した。
ゴールドジムと言えば、
筋肉バリバリマッチョ軍団というイメージがあり、
ちょっと気おくれ気味だったが、
うちの近所にあるゴールドジムに限って言えば、
本格的なボディビルダーの人は少数で、
大半は、普通体形の人と、あとは大阪のおばちゃんが、
ゴムのボールに乗ってポンポン跳ねている、といった、
のどかな光景が広がっている。
それでも、マシーンの種類は半端なく充実していて、
お尻の下側だけを集中的に鍛えるマシーンや、
わき腹に陰影をつける器械など、
いろいろマニアックなものが揃っていて面白い。
それに、香港のジムのように、
マシーンに座って長時間スマホをしたり、
使ったダンベルを放置したままにする人もおらず、
気持ちよくトレーニングすることができる。
このまま、何とか現状維持で東京へGO!なのだ。
というわけで、父の認知症も落ち着いていて、
一日中ニコニコと楽しそうである。
受け答えも正常だし、モノ盗られ妄想も見られない。
まあ、こんな感じで、一時帰国の前日までは、
いろいろと赦しネタ満載だったが、
帰国後は、幸せで平安な実家生活を満喫している。