クリスマス休暇真っ最中である。
外出もせず、フィギュアスケートを観ながら、
部屋でうだうだしている。
だが、家政婦のチョイ姐が2週間の休みを取って、
福建の田舎へ帰省しているため、
皿洗いや洗濯を自分でしなければならない。
幸い、連休で僕の仕事も休みということで、
ワイシャツにアイロンをかけなくてよいので助かる。
でも、洗濯後の乾燥機の使い方がわからない。
テキトーにやったら半乾きだった。
床の掃除も面倒くさいので、
穿いている靴下の裏を水で濡らし、
フローリングの上をゴシゴシ滑るように歩いて回る。
まあ、これで2週間、なんとか持つだろう。
というわけで、
前回ちょこっと触れた〝幻想は思い入れである〟
(『奇跡講座』第7章Ⅶ.神の国の全体性〜より抜粋)
を、日常で意識しながら過ごしている。
発車寸前の電車にぎりぎり乗れた方が、
ぎりぎり乗れないよりいいに決まっている、とか、
1000円の物を980円で買う方がトクだ、とか、
結婚して子供がいる方が絶対に幸せだ、とか、
よくよく考えてみれば、どちらがいいかなんて、
そんなこと誰にもわからないのに、案外、
無意識レベルでそう思い込んでいる事って多い。
電車にぎりぎり乗れなかったことで、
タイムラインが変わり、災難を回避できていたり、
同じものを敢えて高く買わされることで、
前世からのカルマのようなものが相殺され、
チャラになっていたり、
ひとり身でいることで別の何かを達成できたり、と、
エゴの自分が「チッ!」と舌打ちするようなことが
裏ではすごくプラスに作用している場合もある。
そこで、
最近僕がやっているのが(といっても今日だけ…。)
信じ込んでいる常識の思い込みを外してみることだ。
例えば、
買ったことのないイスラエルのワインを買ってみたり、
いつもとは全く正反対の車両に乗ってみたり、
ケリーやふぁちゃんに敬語を使って話してみたり、
こうだと思っている常識をほんの少しだけ変えてみる。
これ以外にも、
神の子である俺が所属する会社なのだから、
そこは天国であるに決まっている、とか、
自分が買ったこの服は似合うに決まっている、や、
電車に乗り遅れたのはいいことの前兆に違いない、
など、逆に神の子目線で思いっきり思い込んでみる。
ま、これはある意味、
思い込みを認識し、聖霊に捧げ、削除依頼してゆく、
という赦しのステップとは関係ないのだが、
常に、同じことを繰り返させることで、
僕たちを無意識状態に置いておこうとする、
エゴの自動設定を外す上ではとても重要だと思う。
なので、
どうせ思い込むなら、松居一代の離婚会見のように、
実際には船越英一郎の全面勝利であっても、
「やりましたーっ!勝ち取りましたーっ!」
と、笑顔でガッツポーズするくらいの勢いでやりたい。
(↑ て、ちょっとちがうかも…。)
なんやかやで、
12月は色々な人や仕事方面での会食が続き、
例年より少しばかり華やかな年末を送っている。
先週は仕事帰りにペニンシュラホテルへ行って来た。
日本の友人からの頼まれごとで、ホテル内にある、
タンズという風水印鑑を作ってくれる店へと、
印鑑入れを買いに行ったのだが、
一歩足を踏み入れると、もうそこは別世界、
全てがセレブ、叶姉妹の世界なのであった。
ブランドショップが並ぶアーケード街を見て回る。
アスコット・チャンの緑のジャケットに一目惚れし、
値段を見ると15万円!!
どうしても欲しい。
ボーナスも出たし、買っちゃおうと思ったが、
「緑のジャケツなんて、いつ着るんだよ!」と、
寸でのところで正気に戻り、思いとどまった。
ああ、あっぶねー!
まあ、自分の事だけにお金を使えるところが、
独身者の醍醐味ではあるのだが、
それでも、毎年暮れになると気が大きくなり、
バカ高い日本の食材を買いまくったりするので、
ここは、気持ちと財布のヒモをぎゅっと引き締め、
年末を乗り切るのだ!