↑これ全部自分で梱包したんだぜ!へへン!
今日は事務所の引っ越しで、てんやわんやだった。
何しろ、人員が僕を含めて三人しかいないため、
自分の部署の物は全て自分でパッキングする。
財務は特にファイル類が多く、18箱も梱包した。
それから、
定規、はさみ、蛍光ペン、ホッチキス、など
いろんな場所から、わんさか、出てくる、出てくる。
乾電池なんか20個くらい出てきた。
全部捨てた。
「これ捨てた方がいいかな。」などとみんなに訊けば、
使えるのなら置いておこう、となるのがオチなので、
誰にも断りを入れず、勝手にがんがん捨ててやった。
捨て始めると止まらなくなり、気づけば、
古い会計書類や契約書まで捨てていた。
ああ、スッキリした。
↑運送業の人など短パン一丁で仕事をする人を、
香港では〝裸の兄ちゃん〟と呼ぶ。
これには合理的な理由があり、
仕事終わりに濡れタオルで体を拭くだけで、
着替えを持ってくる必要もなく、
朝着て来た汗臭くない服をそのまま着て帰れるのだ。
そして、今日、
会社帰りの満員の地下鉄に乗っていた時のことだ。
どうすればよいかを完璧に智っている聖霊兄貴が、
24時間、いつでもどこでも、どんなときでも、
僕の面倒を見てくれているんだあ、と、
心底実感した瞬間、
「おおっ!俺って、無敵じゃーん!」と、
ひとり、訳の分からない自信が全身にみなぎり、
大きな何かに任せた安心感でプルプルしてしまった。
現世的な例で申し訳ないのだが、
この夢の世界で、自分がやりたいと思う事や、
ほしいものや、叶えたい夢があったとして、
完璧な道を知っている聖霊兄貴に委託した時点で、
すでにそれは起こっていると確信できる。
まるで、絶対に失敗しない完全無欠なマネージャーに
マネージメントされ、24時間護られている、
という自信と安心感のなかで生きている気分だ。
そうやって、最後は、安全に、
父が待つ本物の故郷へとたどり着くのだ。
これを、個の自分(エゴ目線)からとらえれば、
自分でやらないで何の意味があるんだ、とか、
聖霊の言いなりになっているだけじゃないか、とか、
ひょっとして、おまえ、洗脳されてる?
となるのだろうが、これは全く逆である。
肉体の自分のほうが狂気で、
聖霊兄貴こそが正気の自分なのだ。
その証拠に、これまで自分でやって、
うまく行ったことなんてないじゃないか。
全部裏切られてるし、最後は必ず分裂する。
だから、僕は最近、着るものから、食べるもの、
髪型や持ち物、仕事や将来のことに至るまで、
全て聖霊兄貴にコーディネートしてもらっている。
任せたからには、完全服従、一切邪魔しない。
↑今日はエドワードが大活躍だった。
前回の〝全托感〟に続き、
今回の地下鉄での〝無敵感〟はハンパなかった。
「オレは聖なる神の子だあーっ!」
という自信とプライドが戻ってきた瞬間だった。
引き寄せの法則で〝なりきり〟と言うのがあるが、
これは、ただ単に、
お金持ちの行動や持ち物を真似るのではなく、
自分は護られていて無敵だ、という、
自信とプライドの中に在る、ということなのだ。
というわけで、やっと引っ越しが終わった。
エドワードが頑張ってくれて助かった。
引越しの後、近くの屋台の店で打ち上げをした。
鳩のローストを食べた。香ばしくて美味かった。
ビールが進む。
こういうわけで、今後は、雑誌にも載っていない、
カオスでディープな香港をお伝えできるかも…。
乞うご期待、なのだ!