365日目に来る、最後のレッスンってどんなだろう、
と、ちょっと気になって読んでみると、
〝聖霊よ、この聖なる瞬間をあなたに捧げます。
あなたが主導してください。
あなたの指示は私に平安をもたらすと確信しつつ
私はあなたの後についていきます。〟
だった…。
ええーっ!
もうすでに、死ぬほど捧げてるし、
兄貴に主導されまくってるんですけど…、
それに、ここまで行くのに、あと1年もかかるのかよ、
と、ツッコミ入れまくりになるのを抑えつつ、
今日も粛々と、レッスン32をこなすボクである。
しかし、ハレ師匠から理論を学び、
聖霊兄貴への信頼度が増したこのタイミングで
ワークブックをやることは、
僕にとってとても意味のあることだ、と思っている。
ちょっとした心のブレを、
テクニカルに微調整されていっている気がする。
そうすることで、より実相がクリアになる。
いくら、僕たちは完璧で、すでに天国にいるんだ、
と言っても、僕たちの心はまだ、
〝それ仕様〟に訓練されていないため、
実相を実相としてしか観ることができないでいる。
というわけで、
フィリピンのマニラとスービックへ行って来た。
雨季のフィリピンは、毎日が土砂降りの雨、雨、雨。
暑くもなく、夜なんて肌寒いくらいだった。
マニラでは、工場長と一緒に会計事務所を訪問した。
それから、三時間半かけて、スービックへ戻った。
電車も地下鉄もないマニラは、移動手段が車しかなく
道路も整備されていないため、一日中渋滞している。
特に、夕方の渋滞は半端なく、
地下駐車場から道路へ出るのに1時間くらいかかる。
そのため、今月から、朝夕の通勤時間帯に限り、
必ず車には二人以上乗車していなければならず、
一人運転の運転手には罰金が科せられる事となった。
まあ、効果はイマイチ、らしいが…。
あくる日は、一日、工場長と、予算の策定にあたった。
工場は、新しい場所に引っ越し、
造りもスタイリッシュで、内装はとってもオシャレだ。
海が一望できるガラス張りのフロアで、
女工さんたちが作業している。
夜、日本人出向者5人で韓国焼肉へ行き、
深夜二時まで、ジンロを10本くらい飲んだ。
いろんな話をして、もうすっごく楽しかった。
以前も書いたが、みんな気持ち悪いくらい優しい。
ここの兄弟たちは最初、こんなんじゃなかった。
みんな、怖いくらいトゲトゲしかった。
しかし、これも、僕にとっては最善だった、と解かる。
自分の中にある攻撃の考えを放棄しさえすれば、
世界に神が戻ってくるという真実を僕に見せるために、
兄弟たちは最初攻撃し合い、それから変わってくれた。
そうやって、
自分の中にいる神を通して世界を見るようになると、
あらゆるものの中に神がいると知覚できてくる。
やがて、
「自分の中にも神、あの人の中にも神、
このワインの中にも神、あらゆるものの中に神、
なあんだ、全部同じ〝一つ〟でできてるんじゃん。」
となり、最後は、あらゆるものが、
自分の最善のために働いてくれていたことに気づく。
ただ、それは、
個の自分が考える眼の前にある最善の事ではない。
どんなに今、悲惨な状況であったとしても、
神を通して見れば、それが最後には最善となる。
神(兄弟)を受け容れ、委ねることで変わる、
と最初に僕に教えることで、聖霊兄貴は、
僕の父に対する信頼度を上げようとしている。