今日も自宅でお仕事をした。
僕の家には名ばかりの書斎があるのだが、
書斎で何かをしたのは、引っ越し以来初めてかも…。
普段はソファに足を投げ出して座り、
両腿にクッションを乗せ、その上にノートパソコンを置いて
なんやかやしている。
今日、陳弁護士の事務所から電話があり、
再度、僕に、旧会社の清算業務を手伝ってほしい、
と、打診を受けた。
彼(陳弁書士のパートナーの弁護士さん)が言うには、
旧会社の佛山工場の清算が終わり、
今後は香港法人のクローズに着手するのだが、
税務や会計監査など、香港での業務が難航しており、
香港での細々とした事務処理を請け負ってほしいという。
現在所属する新会社の業務に支障が出始めたため、
ふぁちゃんを契約解除した去年の夏以降、
全ての業務を陳弁護士の事務所へ移管し、
僕は旧会社に関するすべての業務から退いていた。
しかし、旧会社の三代目慶応出の元お坊ちゃま社長が
あまりに何も知らないため、途方に暮れた陳弁護士が、
助けてほしいと言ってきたのだ。
大好きな陳弁護士からの依頼でもあり、
香港に関する業務だけなら、と引き受けることにした。
いくらほしいですか、と、
僕が受け取る毎月の希望報酬額を聞かれたので、
しばし沈黙し、自分の中でしっくりくる金額を探した。
15,000香港ドル(約22万円)と答えた。
月に数回、香港の会計事務所とやり取りするだけで、
この金額は高額だと自分でも思う。
案の定、相手は難色を示した。
以前の僕は、これくらいなら相手が納得するだろう、と、
忖度した金額を言っていたが、今回、結果には期待せず
あくまで自分が最も心地よく仕事できる金額を提示した。
この金額の小切手を、毎月香港ドルでもらえれば、
今後、日本から日本円をハンドキャリーする必要もなく、
家賃も会社に払ってもらっているので、贅沢しなければ、
男一匹、なんとか香港で暮らして行ける。
今この瞬間を赦す、を実践していると、罪悪感がなくなり
本当はこうしたい、がストレートに出てくる。
なぜなら、いくらほしいですか、と言ってくる相手も、
自分が自分に言っているように感覚化されてくるので、
忖度なく本音でやり取りしていいように思えてくる。
とまあ、そういう感じで、今日は何の赦しにもならない、
〝引き寄せの法則的一日〟であった。(笑笑)