香港さんといっしょ!ー純粋非二元で目醒めを生きるー

欲望都市香港で覚醒した意識で生きることを実践中。今回を最後の生にするための日常を綴っています。

他人に言わせて自分攻め

f:id:shusaku1:20200315152116j:plain

 

他者から何か、どん底に突き落とされるような一言や、

 

怒りや恐怖を誘発するような言葉を投げかけられた時、

 

それは、普段、自分が自分に投げつけていた言葉だった

 

ということに気づいてはっとしている今日この頃である。

 

 

以前、このブログでも書いたが、パーティーの席で突然、

 

声が女みたいで気持ち悪い、と言われたことがあった。

 

これは、若いころから気にしていた部分でもあり、

 

言われた瞬間、ショックで身が凍ったのを覚えている。

 

で、昨夜、なんとなくこの時のことを思い出していると、

 

ああ、これは、普段、自分が自分に呟いていることを、

 

外側の誰かにハッキリキッパリ言わせることで、

 

その信念を強化していたんだ、ということが分かった。

 

blog.hoshitani-shusaku.com

 

blog.hoshitani-shusaku.com

 

また、別の観点から見れば、

 

自分の声は気持ち悪い、だから、もっと注意しろ、

 

人前で話すときは絶対に気を抜くな、常に緊張していろ、

 

でないと、みんなから気持ち悪いって攻撃されるぞ、と、

 

常に自分を叱咤し続けた結果、本音の自分が、

 

「もうやめてくれ!」とばかりに、周囲の兄弟を使って、

 

自分攻撃を止めさせようとしている。

 

 

なので、兄弟から何か言われて心が傷ついたのなら、

 

それは、お前はこういうところが、ダメだ、ダメだ、ダメだ、

 

と、自分が自分を傷つけていることへの警告でもある。

 

f:id:shusaku1:20200311191845j:plain

 

また逆に、兄弟から〝言わせられる〟パターンもある。

 

というのも、香港支社には僕の他にもう一人、

 

部品の調達などを担当している日本人駐在員

 

(50歳/子供二人/妻は中国人)がいるのだが、

 

昨日の部門長会議で、彼が20分くらいかけて、

 

自身の仕事の成果をトクトクと発表したにも関わらず、

 

のちに送られてきた議事録には、彼の発表内容の

 

記載はおろか、彼にだけ社長のコメントがなかった。

 

 

以前から、彼のプレゼンは長ったらしくて要領を得ない、

 

何が言いたいのかよくわからない、といった意見があり、

 

たぶん書記の人も何を書いていいのかわからず、

 

社長もコメントのしようがなかったのだろう、と推測した。

 

そこで、僕は、言おうかどうしようか迷ったのだが、

 

「いつもタラーっと話すので、

 

 たぶん社長も内容が理解できないんだと思うよ。

 

 本当に言いたいことだけを三つくらいに絞って、

 

 それをパワポの表にして簡潔に発表してみては?」

 

と、ヘコみ気味の彼に、アドバイスをしてみた。

 

f:id:shusaku1:20200311195323j:plain

 

「みんなそう思ってるなら言ってくれればいいのに。」

 

という彼に、だから今言ってるじゃん、と思いながらも、

 

「新卒でもない50歳の管理職に、みんないちいち、

 

 そんな初歩的なことなんか言わないと思うよ。

 

 ダメならダメって、そう評価されるだけだと思う。」

 

と、僕も、口をつくままに言葉を返した。

 

 

瞬間、自分には何の関係も無いのに、

 

普段からとても穏やかで優しい彼に対して、

 

僕が、こんなキツいことを言うなんて、

 

絶対におかしい、と思った。

 

そしてこの時〝いつも自分は評価されない〟という、

 

彼の信念を強化するために

 

僕が一役買わされたことに気づいた。

 

彼がいつも心の中で自分に対して呟いている言葉を、

 

僕は彼から〝言わ〟されたのだ。

 

 

なんか、こういう風にみてゆくと、やはり僕たちは、

 

ひとつの意識で完ぺきに事を起こしている。

 

 

だから、僕たちにできることは、

 

いま、この瞬間の神に抵抗しないこと、

 

起こっていることに抵抗せず、ただ在ること、

 

そうやって、自分の全てを赦すことだけだ。

 

 

こんなことをやっていると、

 

彼のことがとても愛おしくなり、それが反転して、

 

自分も彼も全世界から愛されているーっ、

 

という感じが押し寄せてきたので、

 

よし、オーケー、完了、と彼に向って親指を立て、

 

お疲れさまーと退社した。