今日も会社は休みだったが、チョイ姐が掃除に来るので
朝11時くらいに外出をした。
近くのカフェで、張賢亮の本を読みながら朝食を取る。
いつも自分の小説を書く際には、事前に彼の小説を
2、3ページ読み、文体のトーンを味わってから書く。
カフェでは3密を避けるために、一つ置きのテーブルに
客を座らせている。
なのでゆったり書き物に集中でき、よい時間を過ごせた。
昨夜もまた、謎な夢を見た。
なぜか僕は、急用でマカオへ行かなければならなくなり
しかし、コロナで移動は禁止されているので、
フェリーやバスなどの公共交通機関は使えない。
そこで僕は〝水上自転車〟なるもので行くことにした。
これは僕の母が使っている、ただのママチャリなのだが、
海の上でペダルを踏むと水上をものすごい速さで進む。
それで、あっという間にマカオに着いたのはいいが、
なぜか、ママチャリで不法入国してきたことがバレ、
「このコロナ野郎!」とマカオの警官に追い回される、
というような夢だった。
ベッドの上で目醒める。
ああ、これ全部起こってなかったんだあ、と思った。
僕はさっき、水上自転車ですごい距離を移動していたが
実際には、ベッドの上から一歩も動いていないし、
警官にも追い回されておらず、コロナ野郎でもなかった。
それによく考えてみると、なぜかマカオへ行き、
なぜか不法入境がバレ、なぜか警官に追い回され、と、
夢の中では全てが〝なぜか〟に支配されている。
だが〝なぜか〟夢の自分は一切疑問を持たない。
それに、夢を見ている間は、
夢を見る前の記憶が完全に欠落している。
そんなことを考えながらベッドでぼーっとしていると、
「もう一度目覚めなさい。」という声が聞こえてきた。
ああ、そうか、今も僕は、まだ夢の中にいるのだ。
そして、
この現実の夢を見る前の記憶は、全て失われている。
しかし、自分が夢の中にいるという自覚は持っている。
そして、この自覚を常に覚えていよう、と僕は決心した。
そうすることで、夢の中でも正気でいられると思うから。
カフェを出て、ヨガマットを買いに行った。
26日までジムが閉鎖(多分延長されると思われ)なので
トレーナーとのウェブトレも取り入れながら、
家で腹筋とかスクワットなどをやっていこうと考えたのだ。
大型のスポーツ用品店は人でごった返していた。
みんな、家でできる小さなダンベルやマットを探している。
結局、トレーナーにラインビデオをつなげ、
マットと、ストレッチ用のゴムチューブを選んでもらった。