先週のことである。
復活祭の祝日でみんなが休みの日、僕だけ出勤した。
東京支社も在宅勤務だし、気持ちはリラックスモード、
と思ってきてみたら、なんと、もう一人の日本人も、
品質問題が発生したとかで出社してきていた。
せっかく、ゆっくりコーヒーでも飲みながら、
一人時間を満喫しようと思っていたのに…。
チッ、となりそうになった時、その日本人の彼の中に、
夢に出てきたあの青年の姿が見え、
なんか優しい愛の感情が、ぶわんっ、とこみ上げてきた。
愛の伴走者がいる、と思った。
ああ、そうか、彼はいつも僕のことを心配していて、
夢の中では、こうして、僕の同僚に姿を変え、
寄り添ってくれようとしているのかあ、と理解できた。
なのに僕は、そんな彼を、
ただの同僚だと認知してしまっているので、
一人の時間を邪魔された、と解釈してしまい、
そんな同僚の彼を、ウザい、と感じている。
完全に認知の仕方が間違っている。
そういう意味で、誰かの言動をウザいと思ったり、
瞬間的にイラっと来たとき、あっ、と立ち止まり、
本当はどうなのかをよく見てみるようにしよう、と思った。
なぜなら、彼らの奥に、
〝愛の伴走者〟が隠れているかもしれないから…。
そんな感じで、今日は一歩も家から出なかった。
夜は、昨日買った不思議な水牛乳ピザの残りを食べた。
そうそう、昨日のピザって、モッツァレラという、
バッファローの乳(ちち)から作った乳製品らしく、
イタリア料理によく使われるんだって。
おお、マジおしゃれじゃん!
それから、ホームドラマ専門チャンネルで、
片平なぎさの2時間ドラマをやってたので、
それを見ながら、ヨガマットの上で、腹筋やら、
腕立て伏せやら、スクワットやらをして過ごした。
「ああ、今日もまた、へんてこりんな夢を見てるなあ。」
と思いながら…。