香港さんといっしょ!ー純粋非二元で目醒めを生きるー

欲望都市香港で覚醒した意識で生きることを実践中。今回を最後の生にするための日常を綴っています。

にっちも、さっちも…

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 👆 いま柿の種ならぬ山椒の種にハマっている

    コーヒーやハイボールに合いまくり!

 

香港はここ数日、暑さも和らぎ、

 

ほんの少し、秋の気配が漂い始めている。

 

秋と言えば、

 

リーマンショックが始まった2008年当時、

 

僕は5年に及ぶ香港大学の講師の職を辞し

 

元来のキャリアだった管理職へ復帰する為

 

色々な日系企業の面接を受けていた。

 

しかし、夏のお盆を過ぎた頃、突如、

 

世界中に不景気の嵐が吹き荒れ、

 

応募できる企業すらない状態となった。

 

それでも、夏の時期はまだよかったのだが、

 

日に日に秋の色が濃くなるにつれ、

 

全く職が見つからない焦りと不安の中、

 

物悲しい秋独特の寂寥感と相まって、

 

胸がぎゅっと締め付けられるような、

 

軽い絶望感に日々見舞われていた。

 

 

しかし、今思い返せば、何の拠り所も無く、

 

完全フリーになった途端、

 

台湾の出版社から小説出版の話が来たり、

 

広東語の教本を出すことになったり、と、

 

これまで実現させたいと思っていた、

 

様々な夢の〝種〟が芽を出し始めたのも

 

まさに、この〝恐慌時代〟だった。

 

 

安定した仕事を持っていた時には、

 

いくら頑張っても叶わなかった夢が、

 

安定と入れ替わるようにやってきたのだ。

 

 

それでもなお、安定が欲しかった僕は、

 

根性で就活を続け、最終的に就職をした。

 

しかし、今でも、思うことがある。

 

あのまま小説の道を突き進んでいれば、

 

今頃どうなってたかな、と…。

 

 

まあ、あの当時の僕は、アンフィニにも、

 

奇跡講座にも、他のスピ仲間たちにも、

 

まだ出会っていなかった。

 

だから、ワクワクで動けなんて無理な話だし

 

それどころか、就職できなければ死ぬ、

 

くらいに思っていた。

 

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 👆 ある日のお昼のお弁当

 

だが、今の自分が、

 

あの時代を振り返って思うことは、

 

ひとつの信念を握りしめたまま、

 

別の全く異なる信念を持つことはできない、

 

ということである。

 

 

当時の僕が望んでいたシナリオは、

 

安定した職を持ちつつ、作家デビューし、

 

やがて書いた本がベストセラーになって、

 

よし、これなら大丈夫、と思えた時点で、

 

安定した職を手放す、というものだった。

 

 

しかし、大抵そうはならない。

 

なぜなら、安定した職を、

 

〝お守り〟として握っている時点で、

 

作家としての自分を信じていないからだ。

 

 

当時、一瞬ではあったが、

 

リーマンショックによって、

 

僕の夢を封印していた〝お札〟が解かれ、

 

中から、本質の自分が、それ行け、

 

とばかりに飛び出してきたのだろう。

 

 

にっちもさっちも身動きが取れなくなり、

 

封印していた扉に貼ってあったお札が、

 

ビローンと剥がされた時の怖さには、

 

たまらないものがあるが、

 

その恐怖って、実は愛だったりする。

 

その奥から、

 

神がひょっこり顔を出してたりするからだ。

 

blog.hoshitani-shusaku.com

 

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今の僕は、当時と違う選択ができる。

 

恐怖の正体が何なのかも知っている。

 

今、この瞬間に出てくる想いに抵抗しない。

 

今、この瞬間に在る神に抵抗しない。

 

そんな、秋の気配を感じる土曜の夜である。