👆 桃のカクテルを作ろうと、
安めの黄桃を買ってきた。
いまから10年くらい前、
まだ深圳にうちの工場があった頃の話だ。
クリスマスが近いこともあり、
僕は、財務の女の子4人を引き連れ、
シャングリラホテルの最上階にある
レストランへ、ビュッフェを食べに行った。
市内が一望できるこのレストランは、
当時の中国の人にとってはかなり高級で、
店内も西洋人が多数を占めていた。
喜んでもらおうと思って連れて来たのだが、
予想に反して、あまりに場違いな雰囲気に
気後れした彼女達は、急に無口になり、
料理もあまり喉を通らない様子だった。
僕は、ビュッフェを楽しむにあたって、
自分が食べる分だけを取ってくること、
ひとつの料理を山盛り取ってこないこと、
一回で少しだけ、を何回も繰り返すこと、
などをレクチャーした。
すると、時間が経つにつれ、
彼女達も場の周波数に馴染んできたのか
リラックスして食事を楽しめるようになった。
👆皮をむいて種を取るだけで疲れてしまい
カクテルにする前に食べてしまった