V・E・フランクルの『夜と霧』を読んでいる。
日本のアマゾンで購入し、昨日届いた。
つい最近まで僕はこの本の存在を知らなかった。
しかし、何でかわからないのだが、ここ数日、
至るところでこの本の事を耳にするようになり、
これは何かあるかも、と思って購入した。
ナチスの強制収容所を生き抜いた心理学者が
書いた本なのだが、すごく有名な人らしい。
収容所でこんなことされた、あんな目に遭った、
ということには一切重点を置かず、あくまでも、
その時の頭の中がどうだったかを描いている。
原本に沿って訳しているからか、新版なのに、
変わった(ヘンな?)日本語がいくつも出てくる。
持ち物、家族、地位、プライド、食物、人間らしさ、
肉体以外の全てを奪われ、
過酷な労働に従事させられる、
まさに地獄の毎日の中で、
作者は、頭の中(心の中)にある〝愛の場所〟
を見つけ、そこにある愛だけは、
たとえナチスであっても奪うことはできない
ことを知った。
優しい妻はいつもその場所におり、
優しい笑顔で答えてくれる。
実際の妻が生きていても死んでいても関係ない。
そして、妻が象徴しているのは無限の〝愛〟だ。
そうなのだ。
ナチスがいくらユダヤ人を迫害しようと、
中共がいくらウイグル人を苦しめようと、
その人の心の中にある思い(平安)だけは、
絶対に潰すことなどできないのだった。
心の中で何を想うかは、その人だけのもので、
誰にも奪うことなどできない。
そして、その想いの中に真の自由(神)が在る。
僕も 「もう背後(心の中)だけでいいんだ」と、
本当にそこだけで生き始めている。
そこには無限の豊かさが息づいており、
それが神から与えられた贈り物なのだ。
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