寒いよう、寒いよう、寒いよう~っ!
今朝の香港は摂氏7℃だった。
なのに、オフィスではエドワードが冷房をつけ、
ダウンジャケットにマフラー姿で仕事をしている!
ど、ど、どういうこと?
空気が流れていないと息ができないんだって!
ケリーだけではなく、お前もかっ!
冷たい空気=きれいな空気、ではなーいっ!
彼もやっぱり香港人だったのだ。くうぅーっ。
僕はもう足元の温風器全開にし、
自分のデスクから一歩も離れずに過ごした。
今日は日本本社が成人の日で休みだったので、
メールもチャットもなく、仕事がはかどった。
ここぞとばかりに事務仕事を片付けた。
ようし、今日は4時きっかりに退勤するぞ!
帰りにあのビアカフェでビールを飲んで帰ろう!
と頑張っていたら、日繰り表の残高が合わず、
何度もチェックしているうちに、5時前になり、
結局、カフェが閉まる6時に間に合わなかった。
東京も飲食店は8時までということらしいが、
香港の飲食店は全て6時で閉店である。
ジムへも1カ月行ってない、そろそろ家トレを
やらなきゃ、と思いながら通りを歩く。
途中、お弁当屋さんの前を通った。
鶏肉、卵、ソーセージ、野菜、コンビーフが、
丸いお弁当の中にちんまりと収まっている。
ひとつ買い、家で坂上忍が司会をしている
ワイドショーを見ながら食べた。
めっちゃ美味かった。しばらく通ってしまいそう。
赦す必要のない一日、起こっているだけの時間、
いま、ここに在る神を味わっている。
空間を通して、自分自身の本質を感じている。
例えば、
明日やること、漠然とした不安、過去の出来事、
隣の人の声がうるさい、など、
いま、ここに在る神の平安から離れる理由は、
探せばいくらでも出てくるかもしれない。
しかし、これらの事でさえ、大切な愛だった、と、
理解できてからは、慈しめるようになった。
明日あれやらなきゃ、なんか不安だよう、
あの時悲しかったな、あいつうるせーよ、
「自分も一緒に愛(聖霊)に変わらせてくれよ」
と自分の中から愛を叫びながら出てきた感情を、
ハエ叩きで叩くように扱うなんて、
そんなの、自分があまりに可哀そうすぎるよ。
幻想であろうとなかろうと、
いま〝それ〟を感じているのは事実であり、
〝それ〟を感じているのは自分自身である。
その感情が悪いのではなく、問題は、
それを忌み嫌っている、幻想の自分にある。