⇑ この一瞬の現われ!
このブログでは毎回、その時々で撮った、
いろんな写真をアップしているが、その中でも、
街の人々の様子を捉えた写真を見ていて、
「ああ、これって、もう二度と会わない人たちの、
もう二度と再現され得ない風景なんだな」
と、しみじみ感慨にふけることがよくある。
今日体験した、こんなことも、あんなことも、
みんな、波が隆起するように立ち現われては、
一瞬のうちに通り過ぎ、消え去ってしまう。
まるで、
瞬間瞬間の死を目撃しているみたいに…。
自分の心の中も同じだ、と思った。
電車の中でぼーっとしている時、
仕事でメールの内容をチェックしている時、
テレビを見ながら食事をしている時、
心の中には様々な想いが湧きあがってくる。
⇑ この人達にはもう絶対に会えない
昨夜も、もう内容は忘れてしまったけれど、
布団の中でまどろんでいると、突然、
コンババ部長に対する妄想劇場が始まった。
「彼はなにもしていないのに、
どうして勝手なシナリオを仕立てて、
むかっ腹を立てているんだろう?
本当にそんな事実なんか無いのに…、
これ、全部でっち上げなのに…!」
そう気づいた途端、神側へ意識が反転した。
やがて〝赦している感じ〟が体内を流れ始め、
それに押し流されるように、自我の妄想が、
兄貴の優しい愛の感じに取って代わった。
なんていうか、以前の僕は、
映画を見終わってから、これは映画だったんだ、
と思い出していた、というか、
色んな出来事が起こった後で、これは幻想だ、
と思い返していたのが、今はもう、
出来事が起こっているその瞬間瞬間に在って、
これが消えてゆく姿だと解かりながら
世界を見過ごしている感覚になってきている。
そして最後は、
全てが自分の内側で一つだった、となる。
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