👆 部屋を断捨離していたら
懐かしい雑誌が出てきた
それにしても、なぜこの雑誌が香港に?
5月7日に日本へ帰国しますと大家さんに伝えた。
これでアパートの明け渡し日が5月6日となり、
もうこれ以上の引き延ばしはできなくなった。
まあ、税金も払ったし、積立金も戻ってきたし、
スマホや銀行の住所変更なども済んだので、
あと、やらねばならない大きな仕事と言えば、
家具と電化製品の処分なのだが、
引越しのヤマト運輸に処分してもらうと、
廃棄費用が12万円もかかってしまう。
この話を、飲み友達である不動産会社社長M氏
にしたところ、香港のオークションサイトで売ろう、
ということになった。
聞けば、M氏は駐在員が帰国する際に、
家具や電化製品の処分を手伝ったことがあり、
それで今回、M氏に助けてもらうことになった。
まず、試しにサイトに載せてみるので、
家具と電化製品の写真を送って、と言われ、
それぞれの家具や電化製品の写真を撮り、
サイズや購入日などを添えて送った。
サイトに載せた途端、30件くらいの反応があり、
満州ガラスをはめ込んだ屏風に至っては、
倍の値段でもいいから買いたい、という人まで
現れたという。
反応が上々だったことに気をよくした僕たちは、
4月に入ってから、もう少し値段を上げ、
再度ネットオークションに掲載することにした。
👆 17歳の杉田かおるがカレンダーで登場!
と、ここまで出来事を書き連ねてきて、
「自分などないと言いながら、バリバリ自分が
おるやん」と思ったそこのあなた、ノー、である。
自分など無しにすでに起こることが起こっており、
これまでも自分なしで生きてきた。
ちょっとみればわかる。
そんなわけで、4月になるまでは、
これと言ってしなければならないこともないため、
すでにカタがついて赦され切っている一刻一刻を
静かに見とめ、聞きとめてゆく毎日を送っている。
👆 雑誌の中の広告も昭和だあー!
この雑誌もオークションで売ろうかな?
机の上のペンを見て、これは私のペンだ、と、
気づいた時点で、神はペンになってしまっている。
神はすでにペンとなって決着し、消えている。
それが、赦され、救われている、の意味である。
そして〝自分〟もまたペンと同様、赦されている。
「ああ、自分は赦されてるんですねえ」ではなく、
赦しそのもので在らねばカタはつかない。
イジメられていた子供時代、母親との葛藤、
最悪な職場での人間関係、昨日言われた一言、
その瞬間瞬間、ひとつ残らず、何の問題もなく
きちんとカタがついて終わっている。
なのに、今はもうどこにもないその瞬間のことを、
今もまだ起こっているかのように引きずり、
こんなカタのつきかたは気に入らない、
と叫んでいる。
見えているもの、活動している情景、
聞こえているもの、感じているもの、匂い、味、
首から上にはこれしかない。
そこに自分は存在しているのか。
自分と思っているものの正体は一体何なのか、
真剣に、死ぬ気で、誰ともつるまずに、向き合う。