👆 退職金6000万円友が見送りに来てくれた
大阪へ戻ってきた。
はやいようで、とっても長い一日だった。
朝7時にホテルをチェックアウトし空港へ向かう。
空港行きの電車も、空港内もガラガラだった。
ただオーストラリア行きの便だけには長蛇の列
ができていて、聞けば移民の人たちだという。
キャセイのカウンターでチェックインを行なう。
日本へ行く客は〝My SOS〟のアプリが必要で、
僕の場合アプリはインストールしていたのだが
必要資料を記入していなかった。
PCR検査の記録やワクチン接種記録を記入し
証明書類をスキャンしたりせねばならず、
ええーっ、どうしよう、と思っていると、
カウンター職員の人たちが、僕に替わって、
全ての記録を入力してくれたのだ。
この記入が本当に複雑で、3人くらいの職員が
ああでもない、こうでもない、と30分くらいかけ、
日本政府の審査完了までを行なってくれた。
本当は彼らがそこまでする必要などないのに、
本当にありがたく、丁寧にお礼を言って別れた。
👆 どこもかしこもガッラガラ
関空行きのJL5072便は定刻通りに離陸した。
飛行機に乗るのは何年ぶりだろう。
機内の乗客はまばらで、50人くらいか?
しかし、日本人や香港人はほとんどおらず、
大半が北京訛りの中国語を話す中国人だった。
彼らの日本へ行く目的は何なのだろうか、
移民なのか(それにしては荷物が少ない)、
それとも、北京のロックダウンを逃れようと、
中国を脱出してきた人達なのか、不思議だ。
👆 これまではお菓子だけだったのに
やっと普通の機内食が出たよ!
ワインも飲みまくり!
三時間で関西国際空港へ到着した。
コロナでずっとフライトのキャンセルが続き、
やっと戻れた安堵感からか、
機内から泉佐野の街並みを見た瞬間、
なんだか、ウルウルと込み上げるものがあった。
やっぱり自分も日本人だったんだな、と思った。
👆 この写真を見て唾液を出せという
ゴールデンウィーク終盤なこともあり、
空港での検疫を終えるまで5、6時間かかる
と聞いていたのに、乗客もさほど多くはなく、
検疫の行程もシステム化されていて、
大体一時間半くらいで空港を出ることができた。
ただ、PCR検査用の唾液採取場では、
梅干しやレモンの写真を見ながら唾液を出せ、
というのには笑ってしまった。
こうして、ようやく外へ出ることができた。
規制が緩和されたゴールデンウィークなので、
空港は、ひゃっほーひゃっほーな日本の人達で
ワイのワイのごった返しているのかと思いきや
国内線にはほとんど人がおらず、
レストランや店舗もおおかたが閉まっていた。
しゅん、となりながら、
空港に隣接するホテル日航関西へ向かう。
検疫に時間がかかり、夜遅くなると聞いて、
ここを予約していたのだ。
しかし、ラウンジもバーもクローズされていて、
レストランも7時から9時まで、だって…。
ウィズコロナの日本ではマスクも必要ない
と思っていたのに、なに、このひっそり感…。
岸田総理どうなってんの?全然ダメじゃん!
俺が思い描いていた日本と全然ちが―うっ!
ぜーぜー。
まあいい、明日の梅田に期待しよう。
大阪市内ではきっと、ひゃっほーな若者たちが、
ストリートで歌を歌いまくっていることだろう。
こうして、多くの人に助けられ、
無事に日本に戻ってくることができた。
戻る場所があるって幸せなことだな、と思う。
小さな感謝や、小さな幸せを感じる時、
また、小さな絶望、小さなモヤモヤに触れる時
僕たちはそれそのものになって生きている。
それですでに救われ切っている。
そして、それそのものが愛である。
愛を感じている自分はなく、
そのままじかに、直接愛なのだ。
最後に、
こんにちは、僕の日本。
そして、
よろしく、僕の大阪。