👆 背後の右端に映る外人さんが
こちらに向かって笑顔!
あまりの暑さに萎えそうになりながらもジムへ行った。
今日は胸筋を鍛える日で、68kg(34kg x 2個)の
ダンベルプレスに初めて挑戦するつもりだった。
ウェアに着替えてフロアへ降りて行ってみると、
フリーウェイト(ダンベルやバーベルを使って行うトレ)
のエリアが人で埋まっていて、開いているラックがない。
仕方がないので、ランニングを20分ほどした後、
再度そのエリアに行ってみると、やはり満員で、
少しイラっとしながら腹筋をして、また戻ってみれば、
ひとつだけトレ用のラックが空いていた。
早速陣取り、ダンベルプレスを始めようとしたが、
今度は自分が使いたい34kg周辺のダンベルが、
他の人に全て使われていて、挙げるダンベルがない。
平日の午後にこんなに混むなんておかしいと思った。
それに34kgのダンベルが使えなくても、32kgとか、
28kgとか、何かあるはずなのに、全部使われている。
しばしベンチプレス用の台に座って、
前の鏡張りの壁に映る人たちをぼーっと眺めていると、
周囲の風景が、紗がかかったようにに見え始め、
鏡に映る筋トレしている人達全員の首から上が、
兄貴になっていた。(爆)(爆)
何と言ってもここは、ボディービルダー御用達の、
天下のゴールドジムなので、
ムキムキマッチョの男性や、キレキレボディの女性が、
この日もフリーウェイトで筋トレをしていたのだが、
体はムキムキキレキレのまま、顔だけが兄貴なのだ。
女性ビルダーの首から上も兄貴の顔である。
ちなみに髪型はそのままで顔だけが兄貴。(ウケる)
一体もう、何ですかという感じで目を見張っていると、
タンクトップからはち切れそうな筋肉をのぞかせた男が、
鏡の壁に向かってポージングの練習を始めた。
(8月はボディービル大会のシーズンなので、
鏡の前でポージングをする人が増えている)
それでも、首から上は兄貴なのである。
クッ、クッ、クッ…いくらなんでもおかしいだろっ!
どうやら、今日はダンベルプレスはやめておけ、
ということらしい。
思えば、体重58kgの僕が、トレーナーの補助なしで、
68kgを挙げるのは危険すぎた。
以前も、無理に重いダンベルを挙げようとして、
鼻の上へダンベルを落としてしまったことがある。
今日はスクワットとかの下半身トレに専念しよう、
と思った瞬間、兄貴が消え、普通の風景に戻った。
兄貴が現われて一年弱、
彼は神の使者のアーテンパーサのように、
真実をレクチャーしてくれるわけでもなく、
バシャールのように未来を教えてくれるわけでもない。
ただ、ここぞという時に姿を現わし、
実生活で僕を助ようとする心強い存在だ。
そして彼は、未来の僕であり、完璧な神の使者だ。
結局、ランニングを30分と腹筋を5セットしてから、
更衣室へ引き上げた。
僕は兄貴が可視化できるけれども、たとえ見えなくても
兄貴は誰にでも寄り添っている。
「ん? いつもと違う感じ。何かおかしいな」
と感じた時、それは、
あなたの兄貴からのメッセージなのかもしれない。