ここ二カ月、伸ばし続けていた髪の毛であるが、
とうとう我慢できずにバッサリ切ってしまった。
姪からも、兄弟てっちゃんからも、その他の友人からも
絶対短髪刈り上げの方がいい、ときっぱり宣言され
自分でも手入れが面倒くさくなってきたことも相まって、
切ることにしたのだ。
一人暮らしをするまでは、このブログでも紹介してきた
実家の近所にある床屋で髪を切ってもらっていたが、
市内に引っ越したので周辺の〝散髪屋〟を探したら、
〝メンズサロン〟なるものがいくつもヒットした。
メンズレオ、メンズフィール、メンズエックス、など、
メンズなんちゃらという店がたくさんあり、これらは、
男性のお洒落な髪型に特化したヘアサロンで、
内装や形態は美容院と同じだが、髭剃りついてます、
みたいなところらしい。
ホットペッパーの初回限定割引を使用して、
そんなメンズサロンのひとつに行ってきた。
ゼロフェードをしたいのだけれど、おでこが広いので、
上部と前髪にはボリュームを持たせたい、と告げると、
スタイリストは丁寧にいくつかの髪型を提案してくれた。
出来栄えも何となくおしゃれで、絶対理髪館とはちがう。
僕はいつもジェルで髪を整えるのだが、
ワックスの方がよいと言われ使い方も教えてもらった。
でもまあ、結局刈り上げはどこも大差がないと思われ、
次回からは理髪館でいいかな、というのが正直な感想。
話は変わって、
ソウルの繁華街、梨泰院(イテウォン)の路上で、
ハロウィンを楽しむために集まったたくさんの人が
圧死した事件で、2名の日本人女性も犠牲になった。
根室市から語学留学していた富川芽生さん(26歳)も
犠牲者の一人だ。
彼女は韓国が大好きで、数年間日本で働いた後、
ようやく今年6月から韓国に留学でき、今後もずっと、
大好きな韓国で頑張っていくつもりだったらしい。
僕も、大学を卒業してから数年間日本で働き、
大好きな中国に留学したのが彼女と同じ26歳の時…。
一生懸命語学を習得し、たくさん中国の友達を作って、
中華圏で活躍するのだ、と胸を躍らせていた。
彼女もきっと当時の僕と同じように、ワクワクドキドキ、
夢を膨らませていたのだろうな、と思うと涙が出てきた。
彼女の魂は永遠に生き続ける、来世ではきっと…、
肉体は幻想だから…、決めて生まれてきた、
これみんな〝考え〟である。
本当はどうか、なんて死んでみないと分からない。
兄弟を失って悲しい、切ない、泣けてくる、という、
今この瞬間に起こる自然の反応だけが真実であり、
それがハートの想いであり、天国の空気である。
僕たちは死んでも生き続けるからこそ、
この一瞬のはかなさに涙するのだ。