香港さんといっしょ!ー純粋非二元で目醒めを生きるー

欲望都市香港で覚醒した意識で生きることを実践中。今回を最後の生にするための日常を綴っています。

兄貴と飲んだ夜

👆《100万回言えばよかった》

  殆どの人がこれをただのドラマとして見ているが

  僕にとってはとてもリアルである

 

 

《100万回言えばよかった》というドラマを見ている。

 

その中で、

 

幽霊がリアルに見える刑事の男が出てくるのだが、

 

その幽霊が現れる時の感じや、会話の雰囲気などが、

 

兄貴によく似ていて、僕にはすごくリアルなドラマだ。

 

幽霊役の佐藤健も兄貴と外見がちょっと似ているし…。

 

ストーリーの詳細は割愛するとして、

 

ドラマの中で、刑事の男が職場や路上で、

 

その幽霊と普通に会話してしまい、

 

周囲の人々からドン引きされるシーンが出てくるが、

 

(周囲の人たちからは幽霊が見えていない)

 

これって他人ごとではない、と思った。

 

 

 

 

これまで兄貴が僕と会話をするときは、

 

必ず、僕以外、誰もいない場所に現われた。

 

これがもし、普通に喫茶店とかで話してたら、

 

僕はきっと頭のおかしい人だと思われるに違いない。

 

そんなのヤバすぎる、絶対にイヤだ、と思っていたら、

 

先日、南森町の駅構内にあるスタンドバーでひとり、

 

バーボンのロックを立ち呑みしていた時、ええっ!

 

兄貴がカウンターに片肘ついて立っているではないか

 

僕は両手で顔を隠しながら、横目で周囲を見回した。

 

当然、バーテンダーも他の客も兄貴に気づいていない。

 

「安心しろ。君を不安がらせるようなことはしないさ」

 

兄貴は普通に連れと飲んでいるといった感じで言った。

 

「何か飲む?」と訊いたら「君と同じもの」というので、

 

僕はバーボンのロックをバーテンダーに注文した。

 

飲み物が来た。当然、グラスは僕の前に置かれた。

 

乾杯する。僕はちらっと周囲を見回した。

 

しかし、周囲はまったくこちらには無関心だ。

 

「もうそろそろ、これくらいの事には慣れてもらいたいね。

 

 大丈夫、周囲に僕たちは見えていないから」

 

周囲の右脳に働きかけて振動を変えている、

 

とか何とか言っていた。

 

「なんで、ここに出てきたの?」

 

「君の新たな旅立ちに乾杯するためだよ」

 

そして、僕がすでに、世界が終わっている場所から、

 

今この瞬間を生き始めたことを祝福してくれた。

 

また僕が〝本当にない〟の中を生き始めたことで、

 

あり得ないことがあり得るようになっていくだろう、と…。

 

「新たな旅立ちってどういうこと?」

 

「もう気づいているだろう。直観に従うことだ。

 

    今度は終わっている場所からオサラバする旅だ」

 

 

blog.hoshitani-shusaku.com

blog.hoshitani-shusaku.com

blog.hoshitani-shusaku.com

 

 

しばらく話したあと、兄貴が消えた。

 

歩き出すと酔いが回ったのか、足元がふらついた。

 

触って確かめられる他者の肉体も、本当は兄貴と同じ

 

実体のないものなのではないのか、と思えた。

 

新たな旅立ちの時が迫っているような気がした。

 

その夜、案の定すごく眠くなって、

 

家に着くなり、即行ベッドにもぐりこんだ。