おととい、
僕が教えているクラスの前期試験だった。
欠席者もなく、カンニングする者もなく、
試験は滞りなく終わった。
で、明日から夏休み~、ひゃっほーい、と思ってたら、
すっとこどっこい(え、死語?⇒ つくし姉さ~ん!)
10人の生徒たちが合格点を取ることができず、来週、
追試のための補習授業をしなければならなくなった。
試験の前に、ここと、ここと、ここが出ますよーって、
全部教えてやったにもかかわらず、
なんで、やらないんだよーうっ。
そこさえ覚えてくれば、100点取れたのにいーっ!
くうううーっ…!ホンマ、泣けてきまっせ!
👆職員室の自分のデスクでひとり脱力…
テストは記号や数字を記入する方式ではなく、
全て日本語で直接回答を書かなければならない。
記号を選ぶ方式だと、カンニングしやすくなるからだ。
また、日本語を直接解答用紙に書かせることで、
どんなにできない生徒でも、試験に出た日本語だけは
最低限マスターできるだろう、という親心もある。
そして、これは僕だけのやり方なのだが、
試験の点数を80点、教室での平常点を20点とし、
合計100点で試験を評価する。(合格点は60点)
居眠り、スマホ、遅刻、欠席をすると、
1回につき2点が、平常点から引かれる。
そうすることで、テストの点数が悪くても、
平常点でカバーできる、という、これも親心である。
👆 そして、夏休みは始まった
まあ、僕も大学時代は、勉強もあまりしなかったし、
テストもいい加減に受けていたような気がする。
目先の、キラキラする外側の世界に夢中で、
まったく地に足がついていなかった。
まあ、彼らは、過去の自分である。
なので、留学生とはいえ、
20歳そこそこの彼らの気持ちもわかるのだ。
しかし、うちの学校は、必ず合格点を取るまで、
何度も同じ試験問題で追試をするので、
不合格の生徒は、合格するまで、
毎日夏休みに学校へ来なければならない。
ということは…、担当教諭である僕も、
試験監督のために、
毎日学校へ来ることになるんだ…よ、ね。
な、な、なんでこうなるんだようーっ!
でもまあ、これもまた、最高の今この瞬間である。
ビールでも飲んで、この夏を乗り切るぜ!