👆 高槻の繁華街
見ようとしなくても自然に見えてくる人や物や風景、
聞こうとしなくても聞こえてくる音や声、
自分で思おうとしなくても、ふっと湧き出てくる思い、
食べ物を口にすれば勝手に舌に起こる味わい、など、
意識で解釈する前の〝今そのものの様子〟に、
完全に信を置ききってそれに委ね、受け容れていると
なんていうか、テレバシックな感覚になってくる。
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大阪市内にはなぜかミニストップがない
新たな健康保険証が届いた、と母から電話があり、
先週、高槻の実家へ取りに戻ったのだ。
谷町線で梅田に出て、そこからJRに乗ろうと、
地下鉄の改札を抜けた時、堺筋線のホームに、
阪急高槻市行きの電車が入ってきた。
そのとき〝この電車に乗れ〟と入ってきたのだが、
阪急電車だと、実家まで一時間くらいかかる。
普通は無視するのだが、今回はメッセージに従い、
その電車に乗って高槻へ向かった。
駅に着き、松坂屋の前を歩いていた時、
デパ地下へ向かえ、というメッセージが入った。
買うものも無いのに、と思いながらもデパ地下に入り、
結局、母の好きなバームクーヘンを買って出てきた。
そして、商店街を抜け、信号待ちをしていた時、
スーパーでお弁当を買うのを忘れたことに気づいた。
突然実家に戻るので、母は夕食を用意していない
と思い、途中、弁当を買って行こうと思っていたのだ。
普通なら駅前のスーパーまで引き返すのだが、
そのまま実家へ行ってもいい、という直観が入った。
実家に帰ると、母は僕のご飯を用意してくれていた。
夕食後、買ってきたバームクーヘンを食べながら、
母とぺちゃくちゃおしゃべりをしていたとき、またまた、
今日は実家に泊まりなさい、というメッセージが来た。
今夜は家で一人、やりたい事が色々あるのに、と、
抵抗がむくむくと湧き上がってくるが、
「お母ちゃん。帰るのしんどいから今日泊まるわ」
と母に言い、直観に従って泊まることにした。
それから、母はいつになく楽しそうに話し続け、
結局、果物を食べながら深夜0時頃まで話をした。
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これらのメッセージは、エゴの自分からすれば、
たいがい非効率的で、理屈に合わない場合が多い。
それに、メッセージ通りに行動したからといって、
「こんないい事が起こったあ!」とはならない。
なので、ほとんどのメッセージは無視され、
過去や未来から得た知識や経験で行動してしまう。
しかし、バックグラウンドでは、
人智を超えたことが行われていることを智っている。
今この瞬間に出てくる思いが全てだと解かっている。
そしてそれが、自分無しのありようであり、赦しだ。
その夜、虫の音を聞きながら自分の部屋で寝た。
久しぶりに一度も起きることなく、ぐっすり眠れた。