前回お伝えした、
〝団塊パワハラ講師に留学生怒り心頭事件〟だが、
団塊世代と言えば、男が威張っていた時代である。
この団塊オヤジ講師は、職員室でも、女性講師に、
「旦那の稼ぎで十分やっていけるのに、
なんで、こんなとこで働いてんの?」
とか言って、疎まれている存在だった。
本人にすれば、談笑をしているつもりなのだろうが、
言い方がどうしても「オイ、お茶!」口調になってしまう。
ただ、日本人学生だったら親からクレームが来るので、
とりあえず、外国人学生のクラスを担当させておこう、
という学校のやり方には、心底疑問を感じる。
「先生、今朝6時までバイトだった。しんどいよう~」
「家賃と学費でバイト代が全部なくなる、苦しい~!」
と、身を削って学費を稼ぐ留学生たちに申し訳ない。
👇 ああ、僕もやっていた、部下へのパワハラ…
このおっさん講師のことを責められないや!
日本語科の主任(アラフォー/スリムないとうあさこ)は
一度膝を突き合わせて話し合うと言っているが、
まあ、僕が学生たちのためにできることと言えば、
自分の授業をしっかりやることと、祈ることくらいだ。
それでも、起きることが起き、やがて消え去ってゆく。
彼らもきっと、この団塊モラハラ教師のことを、
数年後には懐かしく笑って話す日が来るのだろう。
この世界に実体がないからこそ僕らは救われている。