思考のおしゃべりシリーズは続く。
何かを見たり、聞いたりしてその〝縁に触れた〟瞬間
いちばん最初の最初に、ふっと出てくる思いがある。
山田さんだ⇒あいさつしよ⇒無視された⇒モヤモヤ
ここまでは、今この瞬間に出てきた今の思いである。
何したんだろ?⇒あのことかな⇒そう言えば以前も…
そこから様々な事を勝手に決めつけて、
それっぽいことを頭の中で延々つぶやきつづける。
こうすることで、見えてくる場面に勝手な解釈を加え、
勝手な色付けをして、それに自動的に乗せられて、
自宅に帰ってからも、山田さんが頭から離れず、
今度は、そんな自分が嫌になり、責め始める。
山田さんはこういう人、と勝手に決めつけ、
このズレた思考のまま山田さんを見てしまうので、
本当の見えたまんまの山田さんが隠されてしまう。
まさに、
見えたまんまのリアルな世界が目の前にあるのに、
頭の中のお喋りで作り上げられた世界に生きている。
頭の中のお喋り(解釈)が問題であることが解かると、
今度は、どうすればお喋りが止むかを考え出す。
それで、悟ったとされるスピマスターの動画を見ながら
今見えているものを観察したり、呼吸を感じたり、
というようなワークやメソッドを実践したりする。
しかし、そんなことをやっている限り、
絶対に、自己の真相はわからない。
何かをやることで〝いつか〟そこへたどり着こう、
とした途端、今この瞬間からズレてしまうからだ。
👇 自分責めいろいろ
方法はひとつだ。
今この瞬間、頭の中のお喋りをやめるしかない。
そう、気づいたら、その瞬間にやめる。
そんなこと無理だ、と言われるかもしれない。
また、何十年も頭の中で喋り続けてきたのだから、
実際、そう簡単に、思考が止むことはないだろう。
それでも、いま、やめるしかない。
頭の中のお喋りをやめるために他の何かをしよう、
ではなく、もう単純に、やめる。それしかない。
ある意味、覚せい剤をやめるのと同じかもしれない。
この方法でやめられますよ、なんて無い。
ただ、やめるしかない。
もういま、やめる、徹底してやめる。
どうすれば、を考えた時点でお喋りは始まっている。