

👆なんだか、手のひらから念力を出して
おみこしを浮かせているように見える
先週、日本三大祭りの一つである天神祭が開催され、
僕の家の付近は、人でごった返していた。
日本一長いと言われる天神橋商店街を、
いくつものお神輿が、お囃子とともに通り過ぎ、
花火が打ち上げられる本祭の金曜日は、
屋台も出て、ものすごい人出だった。
やはり、ほとんどが若いカップルたちで、女の子は、
ここぞとばかりに浴衣姿を彼氏に見せつけている。


👆 出たーっ!ギャル神輿!
去年までは、この暑さの中、人ごみを歩くなんて
考えただけでもぞっとしていたが、今年のテーマは、
何と言っても、暑い夏をとことん楽しむ、なので、
頑張って外へ出ることにしている。
幸いなことに、
ちょうどよいタイミングで、このブログでも紹介した、
サンフランシスコ在住30年になる日本人の友人
(男性/悠々自適の67歳/眉毛が悩み/大阪出身)が
終の棲家となるマンションを大阪市内に購入するため
南森町の民泊に長期滞在することになったので、
時間がある時は、つるんであちこち外出している。

で、天神祭りの夜、その友人と近所のバルで飲んだ。
彼氏と連れだって歩く浴衣姿の女の子たちを眺めつつ
「今夜はこの浴衣を彼氏に脱がされるんやろなあ」
とオッサントークをしながらビールを飲んだ。

彼いわく、マンション購入後は、
シスコと大阪を半々くらいで行き来しながら過ごし、
もっと高齢になったら、日本に完全帰国して、
故郷である大阪で余生を過ごす計画なのだという。
というのも、アメリカでは、医療の質がとても低く、
今後、自分が介護を受ける立場になった時、
アメリカの医療施設にだけには入りたくないらしい。
(彼は元看護士だった)

👆 日頃は白人がビールを飲んでいるバーも
この日は若い人たちで大賑わい!
彼の話を聞きながら、すごいなあ、と思った。
僕も香港在住30年で日本へ帰国し、今還暦なのだが
将来に備えてなにかしよう、なんて考えたことがない。
ていうか、考えられない。
将来病気になるのなら、なった時にどうするか考える。
〝今この瞬間〟への抵抗がスコンと抜け落ち、
そのままの流れを100%受容してしまうと、
絶対に悩めないし、苦しめなくなってくる。
苦しむ〝私〟など、いないことがハッキリするので、
何があっても大丈夫、となる。
あえて言うなら、大丈夫そのものが私、みたいな…。
まあ、そういう意味では、僕はとても特殊なのであり、
一般的には、この友人の考えの方が正しいのだろう。
というわけで、
天神祭りから始まった、僕の夏休みである。