
👆下の方のクラスではまだこのレベル
一番めんどくさくて、見落としやすい赦しとして、
10分もすれば忘れてしまうようなムカッ、がある。
今日、論文指導の講義を終え、次の講義のため、
10分の休み時間の間に、教室を移動したのだ。
そこでは、クラス担任の先生が生徒たちに、
日本語能力検定試験の合格証を配っていた。
僕もパワポの準備とかいろいろあったので、
さほど気にも留めず、自分のことに没頭していた。
しかし、授業の開始時間が過ぎても、その先生は、
「何々君、おめでとう!」とちんたらやっていて、
手元にはまだ、配っていない合格証が何枚もある。

👆漢字は大学生レベルでも書くのは難しい
この時、僕と生徒たちの時間が奪われた、と思った。
この講義の90分間は僕のものだ。
なのに、この女が僕の時間を横取りしている、と…。
一瞬、ムッカー、とした。
しかし、ぎりぎりセーフで立ち止まることができた。
もし、被害者だと思っている僕が彼女に何か言えば、
彼女は僕に攻撃された、と感じるだろう。
そして、ひとつでやっているという所から見れば、
攻撃されたと感じているのは、
彼女であるように見えて、実はボクなのだ。
だが、まあいっか、とここで我慢をして、
彼女に何も言わなければ、僕は被害者のままだ。
この夢の光景を直視しながら、一瞬立ち止まり、
〝攻撃されたと思う彼女の視座〟から全てを赦す。
これは夢の映像であり、自我の自動投影だ。
誰も居なければ、誰も何もしていない。
それから僕は、
「授業が始まっているので、すぐに出て行って下さい」
と、はっきり彼女に言った。
彼女は「あっ、ごめんなさい」と言った後、
合格証を配り終えないまま、そそくさと出て行った。