
👆兄貴から強制的に見せられたドラマがコレ
昨日の夜、ちょっとした冗談のつもりで、兄貴に、
赦しを頑張ってるご褒美を下さい、とお願いしたのだ。
励ましの一言くらいあってもいいじゃん、みたいな…。

👆現在闘病中の梅宮アンナも、
セクシーな保健の先生役でお色気担当
で、なんかいい昔のドラマはないかな、と、
晩飯を食べながらTver内を検索していた時のこと。
今のテレビは、コンプライアンスが厳しすぎるのか、
ドラマもバラエティもぜんぜん面白くないし、
CMだらけでウザいので、もう全く見ないのだが、
Tverでは、昔の名作ドラマ200選というのがあり、
90年代や2000年代のドラマがCM無しで見れる。

その中に、
《天国に一番近い男(教師編)》というのがあった。
TOKIOの松岡昌宏が主演で、2001年の作品である。
ジャニ系主演のドラマは面白くない、という偏見から、
いつもなら絶対に見ないのだが、なぜかクリックした。
1話完結型のオムニバスで、第1話と第3話を見た後、
途中をすっ飛ばし、第10話から見た。(全12話)
このドラマは、生きる価値もないような主人公が、
突然目の前に現れた「天使」を名乗る謎の男と共に、
神が課すという「命題」を達成することで、
生きる意味のある人間へと変わっていく成長劇だ。
命題は「xxxx年xx月xx日xx時までに、
xxxxできなかったら即死亡」という文章形式を取る。
高校教師である主人公は、天使のサポートのもと、
出された命題を、なんとかクリアしてゆくのだが、
たくさんの苦しみを味わいながらも最後は勝利する。


👆死の間際「お前はちゃんとできた」と、
お迎えに来た天使から言われ…
今のドラマでは絶対にご法度な暴力シーンや暴言、
リアリティ満点な親の虐待シーンやいじめシーンもあり
昔のドラマは迫力あるなあ、と思いながら見ていた。
そして、主人公が老衰で死ぬ65年後のシーンで、
天使である陣内孝則が現れ、主人公に向かって優しく
「和也。偉かったな。お前にはやっぱりできたな。
素晴らしい人生を全うしたもんな。準備はいいか」
と言葉をかけ、その言葉に主人公は小さく頷く。
「そうか。よし。じゃあ…、いっしょに行こうぜ!」
天使の一言で、主人公は安心したように息絶える。
この瞬間、うわあーっ、と僕は号泣していた。
涙が止まらなかった。これって兄貴だ、と思った。
👇 最終話と第3話。全話見なくても解かる
日曜の夜9時まで視聴可能だよ
「おれさ。本当に一生懸命生きたんだ」と主人公。
「知ってるよ。俺はずっとお前を見てたから」と天使。
「俺の人生、これでよかったのかな」
「そうだ。これでよかったんだ」
この後、二人は光の中へと溶けてゆく。

👆天使と一緒に天国へ帰る主人公
僕は虚空に向かって石を投げているのではない。
そのことを兄貴に教えてもらっている気がした。
そして、兄貴はずっと僕と一緒にいる。
だから、絶対絶対大丈夫なんだ、と…。
これは兄貴が見せてくれたドラマだった。
あらゆる幻想を赦すことで、
僕は兄貴を招き入れているのだ、と思った。
まだまだ上手くはやれていないけれど、今後は絶対、
自我ではなく、兄貴と一緒にやってゆくと決めた。
とまあ、そんな秋の夜長であった。