
「昔犯してしまった過ちの中で悔やみ続ける。
たった一度チャンスがあれば人生はうまくいくはず、
全てを変えられる筈だ、と。でも何も変えられない。
同じループの中を生き続けるしかない。
何度も、何度もね。それって恐ろしいことよ。
気づかなければ永遠に止められない。
それが不運なのか、幸運なのかは分からない。
でも、全ては計画通りに進んでいくの。
タイムトラベルを使っても過去は変えられない。
でも、別の可能性はある…」
と、コース兄弟たちがゾクゾクしそうなセリフが続く。

前回紹介したSTAYという映画もそうだが、
なーんも考えずに見ることのできる
お気楽ホラー映画が見たいだけなのに、
#映画#ホラー#吹替版〟で検索をかけると、
なぜか決まって、この現実は夢で本当ではない、
というようなテーマの映画ばかりが上がってくる。
そして、そういう映画はおおむね難解、ときている。
それで今日も 『コライダー 未来から来た者』
という映画を観ることになった。

幾度も同じ夢を見続ける養護施設で育った少女。
だが、彼女の命を狙う男が現れて事態が激変する。
見せかけのこの施設は、本当はタイムトラベルを監視
する秘密組織の収容所で、ここに住む者たちは、
記憶を書き換えられ別人として生きていた…!
20年前、組織の目的を知り反乱を起こした父に
一体何が起きていたのか!?
とまあ、タイムループ系の映画なのだが、
自分が体験したと思っている過去は真実なのか、
あのとき、こんなことや、あんなことが起きた結果、
今の私はこうなっていると思っているが、実際には、
脳内で書かれた記憶を生きているだけではないのか、
また、その記憶は本当に起こったことなのか、
という疑問を投げかけている。

今の僕はもう、
世界を捨て去る勢いで赦しまくっているせいか、
どんな映画を観ても、
過去も未来も現実ではなく、ただの悪夢に過ぎない、
という結論に行きついてしまう。
それでも、全ては兄貴からのメッセージでもある。
なので、何も分かろうとせず、ただ赦して、
そのままでいることにする。