
教え子たちが来年3月に学校を卒業するので、
その送別会に招かれて行ってきた。
3時間、飲み放題、食べ放題で1人3千円、
先生はご招待なので無料、ということなのだが、
学費を稼ぐために、日々一生懸命バイトに励んでいる
生徒たちにそんな負担は負わせられないので、
ポチ袋に1万円を包み、会計係の子に渡した。

「先生、いつもバイトで疲れて居眠りしてごめんなさい」
「先生の授業が一番たのしかった!」
「もっと先生といろんな話がしたかったです」
と、たくさんの生徒達から言ってもらった。
たとえ、それがお世辞でもうれしいではないか。

僕は、他の先生より、特に厳しかったと思う。
居睡りをしている子がいれば、集中的に質問をし、
スマホをいじっていたら即刻取り上げていた。
敬語を話さない生徒には、何度も言い直させた。
それでも生徒たちはこうして感謝してくれている。
ああ、だから教師ってやめられない。

卒業後はみんな、大学院に進んだり、
日本で就職をしたり、国へ帰ったり、と、
それぞれの進路を歩むことになる。
短い期間ではあったが、ほんの少しでも、
彼らの人生に関わることができて、とても幸せ!
ほんの数年前まで、香港で駐在員をしていたのに、
いまは、多国籍の若者たちと酒を酌み交わしている。
ビジネスマンだった頃には、こんな人生があるなんて、
想像すらしていなかった。
そうなのだ。
会社員時代の僕が、今の僕を想像できないように、
今教師をしている僕が、次に何をしているかなんて、
絶対に分からない。
だからこそ、いま、ここに見えている光を、
慈しみながら生きていきたい、と思っている。

👆生徒達から送られた感謝のボールペン
ありがとう!大切に使うよ!
最後に、僕の教え子たちへ。
「僕の人生に登場してくれて本当にありがとう!」